教務力向上いじめの早期発見と、弁護士が説くいじめ問題への対処法とは

2017年の重大ニュースにも取り上げられた「座間市9遺体事件」は、まだ皆さんの記憶にも新しいところではないでしょうか。

いじめやトラブルによって、精神的に追い込まれた若者たちが、SNS上で「死にたい」と発したことから、事件に巻き込まれてしまった一件。
社会に大きな衝撃は与えたのはもちろん、教育という側面からも、被害にあった9名の内4名が10代後半の子どもだったこともあり、決して他人事では受け止められなかったのではないでしょうか。

今回は、その「死にたい」と言わせてしまう原因にもなった、いじめやトラブルに対し、学校内でより早期に発見するための取り組みや、いじめがあると発覚した後の対処法をお伝えしていきます。

■「2017年 重大ニュース」を発表!全国1,000名に調査。 | 市場調査メディア ホノテ by Macromill : https://honote.macromill.com/report/20171205/

座間市の事件をきっかけに進む取り組み ~SNS相談窓口~



戦後最悪とも言われる9名の犠牲者を出した先の事件を受け、政府もいじめ問題の対策強化に向け取り組みを開始しています。

SNSを悪用して行われた本件に対し、SNS上で安全に悩みを相談できる環境を整えるため、2017度の補正予算案にその費用を前倒しで盛り込む方針です。
9月に長野県教育委員会が実施したLINEを使った相談事業では、これまで1年分に相当する電話相談の件数を、わずか2週間で上回る成果をあげています。寄せられる相談は、いじめだけではないものの、小中高生らの実態に即した相談窓口として一定の役割を果たしたとの見方です。

■SNSでいじめ相談 文科省、全国20カ所で開始 :日本経済新聞 : https://www.nikkei.com/article/DGXMZO2461757014122017CR0000/
■LINEと長野県による、LINEを利用したいじめ・自殺相談事業の中間報告資料を公開 |LINE株式会社のプレスリリース : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000872.000001594.html

普段の様子からは伺えない「ネットいじめ」の早期発見・対策アプリ

また、そうした政府の取り組みとは別に、現場にいる児童や生徒がいち早く問題に気づいた時に、安全に大人に知らせるツールも広がってきています。

匿名での報告・通報を支援し、実際にネット・SNS上でのやり取りをスクリーンショット(画像)で報告できたり、緊急性の高い内容であればすぐに学校へフィードバックが行われる点が特徴です。

周囲にいる生徒が、一傍観者としてではなく、何かいけないことだと感じた時に動ける環境を用意してあげることや、学校全体で導入することにより、いつでも通報できるという状況が抑止力につながるとし、最近では県単位で利用するケースも出てきています。

以下、代表的なアプリとして利用が進んでいるのが「STOPit」と「Kids' Sign」です。

STOPit(ストップイット)


■STOPit - 匿名報告アプリ / 報告管理システム : http://www.stopit.jp/

最先端の報告・相談プラットフォームとしてアメリカで開発され、現在、世界6か国6000校に導入266万人が利用しているサービスです。
国内ではこれまで私立の小学校や中学校をメインに活用されていましたが、今年の7月に千葉県柏市の市立中学校の全生徒に、無償提供する取り組みも始まっています。
 

Kids' Sign(キッズサイン)



■いじめ匿名通報アプリ 「Kids' Sign(キッズサイン)」 | スクールガーディアン : https://www.school-guardian.jp/kids-sign/

生徒・児童が健全にインターネットを使える環境づくりを目指すという理念で運営されているスクールガーディアン(adish株式会社運営)から、2015年10月にリリースされたサービスです。
都道府県単位では初となる熊本県の高校にて、2017年9月から2018年3月末まで試験導入され、現在、効果検証が行われています。

早期発見から初動対応、いじめ問題専門の弁護士がまず先生にしてほしいこと

こうしたICTツール・アプリを活用したいじめ対策も進む中、現場の先生はどのように対処していくべきなのでしょうか。

おそらく、いじめ問題への対応は、すでに研修や勉強会等で学ばれているかもしれません。ただ、実際に事が起きるまではなかなか動き出せず、対応が後手になることも。
いざという時にどう対応すればいいか、何から手を付けていいかという部分が、つい頭から離れてしまっているかもしれません。

そんな時に、学校のいじめ問題に詳しい弁護士の高橋知典氏は、自身が学校からの依頼で子どもへの聞き取りをする際に気をつけていることを、ぜひ先生にも知っておいて欲しいと言います。

それが、以下の内容です。

1,事実関係の確認をまずは行う
2,嘘をつくことがあることを深く理解する
3,語尾に気をつける
4,話が矛盾していた時には、どちらかが嘘つきではなく、どちらも本当かもしれないと思うようにしておく


上記は、生徒からいじめがあると言われた際、最初に行う調査で気をつけるべきことです。
弁護士だからと難しい分析や特別なスキルを活かしての調査ではありませんが、当たり前なことの反面、この視点はなかったかもしれないとする項目もあったかもしれません。

やはり現場で起きている以上、当事者となっている子どもたちからの聞き取りを何よりも大切にしています。
そして、その聞き取り方一つで、事実関係の正確性から、負うべきでない心の傷を子どもたちに負わせてしまうこともあるため、基本的なことでも丁寧に気を使って実践する必要があるのです。

これら調査方法のより詳しい内容や注意点、その他、裁判や訴訟の話を保護者から切り出された時の対応など。いじめ問題を数多く扱う高橋弁護士が、先生のためのいじめ対策を、当サイト内の動画コンテンツにて徹底解説していきます。

・そもそもいじめの定義が曖昧な方
・いじめに対する基本的な情報をアップデートしておきたい方
・直近でいじめが発生し対応中な方
・弁護士がいじめ問題をどのように扱っているか知りたい方
・裁判や訴訟に対してのリスクヘッジ、備えをしておきたい方


上記、1つでも当てはまる方、心当たりのある先生方には特に、まとまった時間の取りやすい冬休み中の学び直しにおすすめです!
動画で効率よくご自身の関心に合わせながら振り返っていただき、新年からのお仕事にも存分にお役立てください!

【(髙橋知典氏)Find!アクティブラーナー講義 いじめ問題】
<<動画をさっそく観てみる>>
 
(Find!アクティブラーナー編集部)

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