【セミナーQ&A編】『(寺裏誠司氏・中島博司氏)オンライン授業<基礎研修編>』で頂いた質問へのご回答

2020年5月29,30日&6月12,13日開催の第3回オンライセミナー『(寺裏誠司氏・中島博司氏)オンライン授業<基礎研修編>』のQ&Aを公開しました!

当日の講演、ワークを通して感じた疑問や、より効果的な授業をするための本質的な質問まで。本セミナーをより理解し深めていただけるQ&Aを掲載しております。ぜひご覧ください!

\本セミナーの映像はコチラから/
(寺裏誠司氏・中島博司氏)オンライン授業<基礎研修編>

セミナーQ&A


Q. Zoomの使い方に課題はありますか?

寺裏氏 様々なテレビ会議システム毎にメリット・デメリットがございます。ZOOMは今回のアップデートで多くのセキュリティ課題を解決しましたが、その一方で手軽さやデータ通信量が犠牲になったようです。機能もシンプルでユーザーインタフェースに優れますので使い勝手は良いと思いますが、その他のシステムと比較しデータのやり取りに難がございます。その点は、Google、Microsoftのテレビ会議システムが良いと思います。ZOOMを稼働しているときしか学生とやり取りができませんのでオンデマンド型の授業との併用やLMSとの併用が望ましいと考えます。

 
Q. 投票機能について、誰が何に投票したのかは、主催者は把握できるのでしょうか。また本機能を用いて小テストを実施する予定ですが、事前に作成して保管しておくことは可能でしょうか?、また、教員間で共有することはできるのでしょうか?

寺裏氏 あらかじめマイアカウントから事前にアンケートを作成し保管することもできますし、授業中に作成することもできます。

「ZOOMのマイページ>アカウント管理>レポート→ミーティング>レポートのタイプ「投票レポート選択>授業を検索>投票したい授業をチェック>作成をクリック>処理されたDataをダウンロード」

という手順で回答一覧の投票結果csvがダウンロードできます。
投票作成時に、匿名にするというチェックボタンをはずしていれば、名前、メールアドレス、投票結果が記録されます。
ミニテストに利用することもできます。

 
Q. ホワイトボードを使ったデモの際に寺裏先生の声がしっかり聞こえたのですが、声を拾うためのマイクを取り付けているのでしょうか?

寺裏氏 声の質は、以下の順ですので参考にしてください。

「PC付属のマイク>WEBカメラ>マイク付きイヤホン>ヘッドセット>USB接続型のコンデンサーマイク」

今回の研修は、指向性のUSB入力タイプのコンデンサーマイクを使用しています。

 
Q. オンラインだからこそ身につく、またはオンラインの方がより身につく資質・能力とはなんでしょうか?

寺裏氏 オンラインならではですが、会話は同時にしづらく一人ひとりの会話となります。従って、「しっかり相手の話を終わるまで聞く」「話は簡潔にまとめる」「そのうえで「議論をすすめる」という論理的な会話や議論法が身に付きます。また、画面共有を活用しソフト等(パワーポイントやエクセル、ワード、マインドマップソフト等)を使った共同作業も可能なので、ビジネスの世界では当たり前のプロジェクトの進め方を学べます。


Q. 今後オンライン試験などについても考える必要があるかな、と思っています。何か良い方法がありましたら教えてください。

寺裏氏 オンラインでの試験は、レポート型の課題や面接型などの対面試験は、各大学等で計画している方法である程度可能と考えます。完全オンライン型の大学(サイバー大学、東京通信大学等)の試験も参考になると思います。しかし、学科試験などは、個人の特定、カンニング防止(AIによるカンニング防止機能も様々開発されています)の観点でシステム的な難易度が高くなります。CBT(Computer Based Testing)が様々進化してきていますので今後、オンラインでの試験も様々行えるようになると思います。


Q. 話しをする時は【カメラ目線】が必要ですか?寺裏先生は目線をどのように意識されているのか教えてください。

寺裏氏 テレビ会議システムの場合は、目の高さより下にカメラがあると見下げる感じになり失礼ですので、私は、目線よりやや高めにWEBカメラを設置しています。画面に映る皆様の反応も見たいですし、ずっとカメラ目線でしゃべるのも不自然ですので、特に強調し説明したいところでカメラ目線で話すようにし変化をつけています。オンデマンド型等の録画を撮影する場合は、できるかぎりカメラ目線が中心になるようにしています。
 

Q. 学生がZoomに拒否反応があるというリサーチの出典をお教えていただけませんか?

寺裏氏 2020年3月~4月建国大学(韓国)「オンライン授業学生アンケート結果」よりお話をしました。拒否反応というより満足度が低いという調査結果です。テレビ会議システムの機能を活用した効果的な授業方法が行えないとオンデマンドのほうがましということと解釈しました。しかし、オンデマンドだけでは、自律的に学習が進めにくいのでハイブリッド型が良いと思います。


Q. 高校生はなかなか顔を出してくれません。全員の笑顔を引き出す最初の言葉を教えてください

寺裏氏 やはりジェスチャーゲーム的な要素を盛り込んだり、オンラインのフリップメソッドを取り入れると画面を付けてくれる場合が多いです。背景を様々工夫することも画面をオンにするきっかけになると思います(あくまで通信環境が整っている前提です)。
また、笑顔を引き出すために面白い言葉をかけるより、何より先生自身が楽しんで笑顔で授業を進めることが大切だと思います。笑顔は、人を笑顔にしますので。


Q. 初回の授業で学生にビデオオンで参加するよう促したのですが、多くの学生がオンにしませんでした。通信量の問題もあるのだとは思うのですが、強制もできないので、今はビデオオフで授業をしています。ビデオオフでも学生とコミュニケーションをとるアイデアとして、チャットや投票機能、反応、他のアプリの利用などあると思いますが、そのほかにオススメのZOOMの機能や使い方のアイデアなどあれば、お聞きしたいです。

寺裏氏 テレビ会議システムを活用した授業は、通信の問題がなければ、オンにしてもらう努力をするほうが授業効果は高いと思います。オンにしてもらうきっかけは色々と作れますので、お試しいただけると良いかと存じます。画面をオンにしないと楽しめないジャスチャーゲーム、画面で見せないと回答できないフリップメソッド(顔を出さなくても良い)を活用したり、ブレイクアウトで少人数のグループワークを行い顔出しに慣れる、プレゼンテーションでみんなに話すなど。もちろん、あえて自身の画面を出さないほうが効果的に進められる授業もありますので、様々な方法にチャレンジいただくと良いと思います。
 

Q. オンラインを使いながら生徒同士の活動をどういれたら効果的でしょうか。

寺裏氏 ブレイクアウト機能を使ったペアワーク、グループワークの設計を様々経験してもらい、生徒同士のオンラインでの活動に慣れていただくことで、授業以外でテレビ会議システムを自らの無料アカウントを使って、学び合いをしている例が生まれます。グループワークの様々なメソッドをオンラインで応用いただくと良いと思います。

 
Q. 障害のある生徒にとっても、オンライン学習は大きな可能性を秘めていると考えます。大学や専門学校が、オンライン授業を利用した特別支援教育をどのように考えているのか、気になります。

寺裏氏 大学の事例でも実際の授業でほとんど反応しない・発言をしない学生が、チャットですごい内容の意見を積極的に述べるという好事例が出ています。また、リアルな教室ではなく、かつ画面をオフにして授業を受ける方が効果的な学生や、オンライン課題やオンデマンド型の授業がより効率的な学生もいます。完全オンライン型の大学や高等学校が合っている学生・生徒、そしてそのほうが成長する方もいますので、オンラインのメリット部分は大きな可能性があると思います。


Q. Zoomの優れた機能は理解できたのですがgoogle meetでの事例も実施いただければ嬉しいです。

寺裏氏 今後、予定していきたいと思います。
 

Q. 進路情報会社で講師をしているのですが、先生のご不安を和らげる方法を教えていただきたいです。

寺裏氏 まずは、基本的な機能を理解いただき実践いただくことかと思います。何回か実施するとすぐに慣れて良さも理解できると思います。
 

Q. Zoomが使えないのでかなり活動などに制限があります。Teamsを使っています。もし、何かご助言いただければ嬉しく思います。

寺裏氏 システムにより機能の違いは様々ありますが、それぞれの良さもあります。オンラインでの授業の本質は変わりませんので、いかに学生・生徒の能動性を高める先生の在り方、授業設計・展開ができるかが大切と思います。
Google meetやTeamsの良さも様々ございますので、その機能的な良さを見つめてWEBで様々な実践例がありますし、活用方法をぜひ開発いただけると良いかと思います。


Q. iPadしか持っておらず、iPadで授業を行う際の注意点やポイントを知りたいです

寺裏氏 可能な限り授業実施する教員はPCでの開催を推奨しています。
ただし、iPad独自のソフトや手書きの画面共有はしやすいので、iPadの機能を活かした授業展開は様々考えられると思います。
PCには学生の顔が最大49名1画面で表示できますが、iPadは最大9名のためクラスの人数が多いとスワイプして見ることとなります。従いまして、フリップメソッドやジャスチャーを活用した授業は困難です。学生の様子の確認も難しいと思います。 PCと比較し、iPadでは以下の機能が利用できませんので授業として活用する際はご留意ください。

<授業中の教員側(ホスト)の操作>
・投票機能を授業中に作成したり、編集したり、開始することができません。
→アンケート機能を有効に活用することができませんので授業の展開に制限があります。
・ミーティングで画面共有可能なユーザーの管理
→先生のみの画面共有は問題ございませんが、学生に画面を共有してもらうなどの画面共有者の変更等ができません。
・ブレイクアウトルームの開始
→グループワーク機能を活用できませんので、授業の展開に制限があります。
・ローカル録画の開始
→クラウドに録画できますが、iPadへの録画ができません。従いましてクラウドの容量以上の録画ができません。


Q. 授業しながらチャットをチェックするのは、大変難しいのですが、何かコツがありますか?チャット機能は便利ですが、同時に6人くらいもっといっぺんに来る場合の時間内での処理に困ります。どのようにすればというアドバイスがいただければと思います。

寺裏氏 授業で話しながらのチャットチェックは困難です。大学の場合は、TAをサポートでお願いし、チャットを読んでもらいその中から抽出いただくことが有効です。また、セミナー等の場合も、主催者以外の運営スタッフがチェックし取り上げる方法で対応します。
一人で実施する場合は、2点の進め方があると思います。1点目は、チャットの記載文字を減らす質問を投げかけることです。2点目は、しっかりチャットを記載する時間と読み込む時間を取り、ラジオのパーソナリティが視聴者の意見を取り上げるようにする方法です。
また、授業内でチャットに対して回答する場合と、授業の振り返りとしてチャットにまとめを記載させて授業終了後にログがデータで残りますので、後から評価するなどの活用も考えられます。


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(寺裏誠司氏・中島博司氏)オンライン授業<基礎研修編>
 

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