概要
教育ICT実践プレゼンテーション、今回のスピーカーは戸田市立戸田東小学校の小梨 貴弘先生。プレゼンタイトルは『ICT機器を活用した新しい音楽鑑賞の授業の創造』です。
■ ゲストスピーカー
小梨 貴弘 先生 (こなし たかひろ)
戸田市立戸田東小学校
授業や部活動(吹奏楽)をこなす傍ら、音楽科におけるICT機器の活用やアクティブ・ラーニング、授業のユニバーサルデザイン化といった先端の教育技術の研究・開発を進める。音楽之友社『教育音楽小学版』で連載中。大阪、名古屋、千葉、埼玉など、各地で音楽科授業におけるICT機器活用の在り方等についての講演を行っている。
■ プレゼン概要
『ICT機器を活用した新しい音楽鑑賞の授業の創造』(前編)
従来の音楽の鑑賞の授業における問題点を克服するために、タブレットを活用した新しい鑑賞の授業スタイルを提案します。6年生の「木星」の鑑賞において、まず1時間目は様々な演奏形態にアレンジされた中間部の美しい旋律を、タブレットを用いて個々のペースで聴き比べ、自分の心に響く演奏を探します。なぜ心に響いたのかを、音楽を形づくっている要素とその働きという視点で捉え、刺激として受け取った音楽と、そこから呼び起こされた心の動きとを結びつけていきます。また、同じ演奏を選んだ者同士で対話し、その良さについて共有し、発信していきます。
『ICT機器を活用した新しい音楽鑑賞の授業の創造』(後編)
2・3時間目は、名を伏せていた中間部の旋律の曲名や作曲者等について話し、作曲者になったつもりで、中間部の旋律をより際立たせるための各主題(曲のパーツ)の順番を個人やグループで考え、原曲を再現する活動を行います。思考や話し合いの際にはタブレットのアプリ「ロイロノート」を用い、各主題の音楽が聴けるカードを画面上で入れ替えたり結合したりして、音楽を聴きながらに主体的、対話的に学習が進められるようにします。グループ活動を行うにあたっては、タブレットで音を扱う際の「秘密道具」を用いながら、効率的、効果的に鑑賞の学習活動が展開できるようにしています。
<教育ICTなんでも3ミニッツ>
『世界のICT教育事業 2018 BETT報告』
講師:平井 聡一郎 先生(情報通信総合研究所)
茨城県の公立小、中学校で22年間、市町及び県教委で指導主事として11年間勤務する。古河市教育委員会参事兼指導課長を最後に公務員を退職し、現職。併せて、文科省、総務省の教育ICTに関わる委員を歴任。現在、全国各地でICT機器活用による教育改革に取り組み、特に小学校でのプログラミングの普及に多くの実践を重ねている。
『「メモ」で手軽にスキャンする』
講師:反田 任 先生(同志社中学校・高等学校) EdTech Promotions Manager(ICT教育推進担当)
2014年度からOne to One での iPad 導入や Wi-Fi ネットワークの構築を進めてきた。担当教科は 「英語」。ICT を活用しながら、知識、語学力、思考力、コミュニケーション能力をつける発信型の英語教育をめざしている。Apple Distinguished Educator Class of 2015, Intel Teach マスターティーチャー
<動画提供>
教育 ICT を通じて「新しい学び」を提案する教育者チーム“iTeachers”(アイ・ティーチャーズ)
iTeachers TVは毎週水曜日の夜に配信。ぜひ「チャンネル登録」の上、お楽しみください!!
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