概要
未来に対しどんなスタンスで、何を学び、どう身につけていくべきか。ビジネスパーソン、起業家、大学教授がそれぞれの専門、過去の体験、研究を通して、人生100年時代の学び方提案&先生の将来像を語ります!
第1部
■小林正忠氏 - 生きる力
「0.9の生き方」と「1.1の生き方」。人の生き方には2通りしかないと話す小林氏は、1日1日をもういいやで済ませる生き方と、もうちょっと頑張ってみよう!とする生き方とで、たった1年でも大きな差が生まれると言います。人生100年時代、どのように1.1を積み上げていくか。そのためのポイントを共有していきます。
第2部
■樋口亜希氏 - 21世紀の教育において大事なこと
2歳の頃より中国、アメリカで生活し、現在は起業家として活躍する樋口氏。幼少の頃の体験を活かしたビジネスを構築しながら、多様な世界・グローバルな人とのつながりの中で見えてきた21世紀の教育について語っていきます。クリエイティビティを育む鍵として取り上げた、「多角的視点」と「考える力」の意味とは?
第3部
■苅宿俊文氏 - 大人の学びを10年で見えてきたこと
苅宿氏は、学びをデザインする専門家として、これまで数多くのワークショップを実施してきました。その中で特に注目したのが、「慣れてきた」という感覚をいかにデザインするかということ。言い換えると「わかってきた」という、物事を理解する上での過程に着目し、それに気づかせることが楽しく学ぶこと、そして自己効力感の醸成にもつながるのだと話します。
第4部
■パネルディスカッション
そもそもクリエイティビティとは?クリエイティビティを育むためには?アイデンティティとの関連性って?そこからつながる未来の教員像とは?
人生100年時代の学びを考える上で、これから必要になってくることは何か。そんな未来志向の議論から、実はそこに密接に関わってくる自己(アイデンティティ)について、それぞれの経験や点がつながっていくディスカッションが展開されます。
樋口 亜希氏(以下、樋口) 皆さん、こんにちは。株式会社Selanの樋口です。
私は、株式会社Selanという会社で、子ども向けのバイリンガル授業を行っています。今、29歳ですが、これまでにいくつかの都市に住んできました。2歳の時、中国の内陸都市の武漢に少し住んでいました。当時は、まだ中国では電話線も引かれていない時代で、家庭ではお湯も出なかったので、ポットを持って近くの広場にお湯を汲みに行っていました。
10歳の時、アメリカのボストンに家族で住み、1回帰国をしてから、大学は4年間、中国の北京で過ごしました。その後、23歳の時に東京に戻り、日系企業に勤めてから、起業して3年になります。
今年の1月、幸運にも世界経済フォーラムのダボス会議に参加することができました。ジャック・マー氏、マララさん、シェリルさん、マクロン...
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