なりたい自分と期待される自分とを比較すると、なりたい自分で人と関わると、どうもうまくいかないことが多いようです。期待される自分を使えば使うほど、自覚すれば自覚するほど、みるみる人生が変わるという実例を少しあげましょう。

うちのハヤサカ専務の場合をご覧ください。彼女は銀行に勤めていたときに私のセミナーに来たのですが、当時は、「私、仕事は誰にも負けないわ」というような尖ったところがありました。

けれど、私から見ると、何か違う彼女の強みが見えるわけです。彼女は当時、気付いていませんでしたが、セミナーで、強みを引き出すということをやっていくと、尖っていた彼女が、だんだん柔らかくなっていきました。

人前で柔らかく話せるような雰囲気に、だんだんなっていきました。当時、彼女は気付いていなかったと思いますが、「仕事できるのよ、私」というのはなりたい自分です。

おそらく仕事はできたと思い...