安河内先生が教える英語4技能試験対策と、生徒を主体的にするテクニックとは!?
すべてのテクニックをこの25分間で語り尽くす!
冒頭、全テクニック公開宣言からはじまる大人気プレミアムコンテンツ、「英語で教える英語の授業」。
塾・予備校界、そして英語界の看板講師である、安河内哲也先生が教える本講座。なのですが、安河内先生が培ってきたスキル・ノウハウは、生徒の積極的な授業参加を促し、アクティブな姿勢を生み出すと、実は3分の1の視聴者は、英語“以外”の先生となっています!
国語や数学の先生に観られる英語の授業とは、一体どんな内容なのでしょうか。
もちろん、フォーカスされているのは、2020年の教育改革に向け、英語での授業に不安を感じている英語科の先生です。
しかし、授業運営においても、教科は別に下記のような悩みをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
●生徒がなかなか授業に協力してくれない。生徒自身にアクティブな授業を作り出してほしい方
●恥ずかしがる生徒の緊張をほぐし、より積極的な授業の雰囲気作りがしたい方
●授業をより良く変えていくため、一歩踏み出すきっかけがほしい方
本記事では、こうした悩みに対する回答を、英語の授業を通して明らかにしています。
今回はその一端を、関心の高まりつつある「4技能試験」に対する備えと、授業内での活用法からご紹介していきます!
次々に導入される大学への4技能試験!
Listening、Reading、Writing、Speakingの4技能を、今後の大学入試で測るにあたり、すでに外部試験を導入している学校数は年々増えてきています。
今回、安河内先生が取り上げている「TEAP」は、すでに国立の筑波大学や九州大学をはじめ、私立でも早稲田や上智といった首都圏の人気校含む73校へ導入されています。
(参考:公益財団法人 日本英語検定協会 TEAP採用大学ページより)
これまでReading、Writingを中心に、Listeningも含めた3技能試験が一般的でしたが、これにSpeakingが加わることで、より普段の授業で英語を話す機会が重要になっていきます。
4技能試験を意識することで、Speakingの授業がより充実する
それでは、Speakingの授業はどのように取り入れていけばいいのでしょうか。ここで安河内先生は、Speakingをただ無目的に音読させたり対話させるのではなく、4技能試験へのテスト対策として、実際に問われる内容を軸に組み立てることを提案しています。
まず、4技能試験のSpeakingテストには3つの共通したフォーマットがあります。
1つ目がレスポンス、2つ目がディスクリプション、3つ目がショートスピーチです。
「1.レスポンス」は、面接官からの質問に受験者が答えるもの。「2.ディスクリプション」は、写真などを見せられ、その状況や様子を説明します。「3.ショートスピーチ」では、あるテーマにそって考えをまとめ、賛成や反対、その理由などを具体例を交えて発言するという試験です。
そして、これらを授業で扱う際に重要なのは、それぞれのフォーマットでばらばらのテーマにするのでなく、一貫したテーマを持って実施することが望ましいとしています。
例えば、テーマを「海外体験(留学など)」にすると、各フォーマットでは以下のような学習内容となります。
1.レスポンス
Q1.Have you ever lived or studied abroad?Q2.What country do you want to visit or study in?
Q3.What skills do you think you need in order to study in a foreign country?
まずは上記のような質問を想定し出題しつつも、それぞれにサンプルとなる答え・例文を用意して復唱させます。
生徒側も、いきなり自分の意見で答えさせられるのではなく、「このように答えればいいのか」と、回答への感覚を掴みながら準備することができます。
また、この時に決してメモやスクリプトを書かせてはいけません。そうすると、結局その文章を見て言うだけになってしまうため、あくまで下書きなどはせず、サンプルアンサーの暗唱、もしくは直接の受け答えを基本とします。
<ポイント>
★質問へのサンプルアンサーを用意し、復唱させる
★メモを取らせないで暗唱させる
★インタビュー内容を共有する
★Becauseをたくさん使わせる
2.ディスクリプション
ディスクリプションでは、図や資料、写真を見せながら、その詳細について受け答えさせていきます。まずは、写真を見てもらい、生徒同士で話し合いをさせた後に簡単な投げかけをしていきましょう。(「誰が映っていますか?」など)
そして、少し詳しい説明を加えながら、この時に新しい単語があれば同時に教えていきます。
そこからはなるべく疑問を投げかけインタラクションを促し、ここで教員の皆さん自身のエピソードも交えたりしながら、新たに問題提起をし、生徒に深堀りさせていくのです。
<ポイント>
★知らない言葉について教える
★疑問を投げかける
★写真をもとに問題提起する
3.ショートスピーチ
ここまで、海外体験に対して互いの意見を交換し、さらにエピソードを踏まえて深堀りしてきました。最後のショートスピーチでは、クラス内のディベートを通じてその力を養っていきます。
ディベートも、設定したテーマに対し、賛成反対の意見を個人で考えさせ、その後、生徒同士でシェアさせます。
そして、ディベートに移行する際にポイントになるのが、教員の役割です。ここでは、生徒が生徒を楽しませる環境を作れるよう、あくまで司会役に徹することが重要です。
その上で、ディベートの意義や目的についてしっかりと説明し、最初から英語でのディベートが難しければ、まず日本語で意見を言わせてから英語にしていく、という工夫も加え進行させます。
<ポイント>
★テーマに対し、1分間何も音を出さないで考えさせる
★意見を共有する
★生徒が生徒を楽しませる環境を作る
★ディベートについて説明する
★日本語でディベートをやってみる
★拍手の理由を説明する
自分に合ったテクニックを、1つでも多く
ここまで、Speakingテストで課せられる3つのフォーマットに沿って、英語で行う授業実践をご紹介してきました。4技能試験に向けて、日々の授業を組み立てていく視点。そして、それを明確にし生徒をモチベートする目標設定など。各フォーマットごとに実施のコツや注意点を、ポイントとして整理しながら、授業の土台に活かせる内容だったかと思います。
安河内先生が、英語教科のエキスパートとして培ってきたテクニックを、ぜひ日々の授業に活かしていただくこと。そして、英語で行う授業が当たり前になり、Speakingをむしろ得点源にできる未来図を描いてほしいと思います。
また、ここまで“英語”の授業実践をご覧になられた他教科の先生にとっても、ヒントになるテクニック・考え方があったかと思います。
主体的に発言するというハードルを飛び越えるために、どのようにステップを設置し生徒を促しているのか。ディベートなども、日本語でするからといって、その意義や目的を曖昧のまま指導していないかなど。
安河内先生が「英語界のカリスマ」と呼ばれる前に、プロの講師であることが、教科関係なくどの先生の手掛かりにもなる知見につながっているのだと感じます。
変化の激しい教育現場で、その時その時のベストな手法、自分に合うテクニックを、まずは広く知り、確かめ、スタイルに合うかどうか確かめていただければと思います。
当記事ではご紹介しきれなかったスキル含め、ぜひ本コンテンツもフル活用してみてください。
<(安河内哲也氏)今日からできる!英語で教える英語の授業>
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