概要
教育ICT実践プレゼンテーション、今回のスピーカーは石川県立ろう学校の嶋 哲昭先生。プレゼンタイトルは『ろう学校でのICTを活用した実践について』です。
<教育ICT実践プレゼンテーション>
■ ゲストスピーカー 嶋 哲昭 先生 先生 (しま てつあき)
石川県立ろう学校 平成27年度より、石川県立ろう学校の情報教育を担当。校内におけるICTを活用した実践をサポートしている。また担当教科である技術の授業においては、プログラミングの指導を行うなど、日々実践を重ねている。
■ プレゼン概要
『ろう学校でのICTを活用した実践について』(前編)
ろう学校中学部では、音声、手話、文字など生徒のコミュニケーションモードの違いにより、グループでの話し合い活動で、お互いの内容が理解しにくいといった課題があります。この課題を解決すること、そして、主体的に学ぶ機会を増やし、基礎学力の定着を図ることを目的に、平成29年度、ICTを活用した実践を行いました。国語の実践では、品詞の分類、名詞の種類、動詞の活用などの文法を理解するために、「私の読み上げ単語帳」を使用しました。このアプリは、間違った問題を繰り返し覚えることができ、覚えた単語が数値化されることで、生徒は意欲的に取り組むことができました。また、漢字の部首クイズとして「AC Board」を使用しました。友達同士で問題を出し合い、教え合う様子が見られました。
『ろう学校でのICTを活用した実践について』(後編)
英語の実践では、「AC Board」を活用して英単語の並び替えをしました。品詞ごとにカードを色分けすることで、英語の語順を理解することにつながりました。iPadを活用することで、学習に対する意欲や理解力が高まり、みんなで考えたり、教え合ったりしながら課題に取り組む様子が見られました。また理科の実践では、コミュニケーションモードが違っても、発表の内容が正確に伝わるように「ロイロノート」を活用しました。「ロイロノート」を通して、自分の考えを整理することができ、また他者の発表内容がわかることで考えが深まり、興味を持って取り組むことができました。まとめとして、各教科で、共通したアプリを使うことで、生徒がiPadやアプリの使い方に慣れ、教員同士の連携にもつながりました。また、聞こえにくい生徒がiPadを活用することで、楽しく学び合いができ、考えを深めることができました。
<教育ICTなんでも3ミニッツ>
『教育現場で使えるiPadアプリ講座』
講師:小池 幸司 先生(教育ICTコンサルタント)
2011年3月、他の学習塾に先駆けてiPad導入を実現。教育現場におけるICTの導入・活用を推進すべく、講演や執筆活動を通じて自社のiPad導入事例やノウハウを発信。2013年3月にはiPad×教育をテーマにした初の実践的書籍「iPad教育活用 7つの秘訣」をプロデュース。NPO法人 iTeachers Academy 事務局長
『授業で使える!ツール活用講座』
講師:小酒井 正和 先生(玉川大学) 玉川大学工学部マネジメントサイエンス学科教授。博士(経営学)。
専門は管理会計、IT マネジメント。1998年から青山学院大学でeラーニング授業開発プロジェクトに参加し、ビジネス演習コースの教材やITシステムの開発を担当。現在では、iPhoneやiPadを使った学生とのインタラクティブな授業を実践。
<動画提供>
教育 ICT を通じて「新しい学び」を提案する教育者チーム“iTeachers”(アイ・ティーチャーズ)
iTeachers TVは毎週水曜日の夜に配信。ぜひ「チャンネル登録」の上、お楽しみください!!
?http://www.iteachers.jp/
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