概要
SNSを使えないのは電車に乗れないのに等しい!?
プライバシーを守りたいなら不便を我慢しなければいけない?
Amazon現役社員であり、公立小学校、中学校などでITリテラシーやキャリア教育についての出張授業を実施する榊原正幸氏が、IT教育の新しい常識を解説します。
インターネットに関してのトラブルが起きてしまったとき、70%の子どもたちが誰にも相談していない、という調査結果があるそうです。
学校が相談できる場所に、先生が相談できる存在になることが必要だと榊原氏は言います。
そのために、教師に求められているものは何なのでしょうか?
そのほか、
・今の中高生が社会に出る5年後、7年後、どのような世の中になっているのか?
・ロボットの進化の方向性
・AIにはできない、人間じゃないとできないこととは?
・AIに勝つために、好きなことに熱中することはなぜ重要なのか?
・好きなことがないならSNSを使え! その心は?
などなど、教師が知っておくべきこれからの社会の常識を語ります。
榊原 正幸氏 それでは最後に、先生たちが生徒をITと向き合わせるために、どのような指導を行っていただきたいか、3点お話します。
まず1点目が、メリットとデメリットを天秤に掛けることです。そもそもの前提として先ほどお話しした通り、先生たち自身がテクノロジーやITのトレンドに関しての情報をキャッチアップしていない限り、どうしても知らないことが多いため、不安や怖いことが出てきてしまいます。すると、メリットとデメリットが天秤に掛けられなくなるのですね。
情報のキャッチアップはやっていただきたいのですが、先生は授業以外でも生徒や親と向き合ったり、部活や進路指導などの業務をしたりとお忙しいので、トレンドを常にキャッチアップし続けるのは難しいかと思います。
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