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日本史・世界史・美術の資料集として使える!Googleアプリ「Arts&Culture」で、授業をより手軽に奥深く!

歴史科目や美術の授業で、教科書と共に欠かせないのが資料集ではないでしょうか。
文章だけでは補いきれない当時の様子や作品を、実際の写真や画像を通して確認できる優れもの。

生徒によっては、教科書はあまり読まずとも、資料集が興味関心を掻き立てるツールになっているかもしれません。

今回は、そんな資料集の担う役割や情報を、よりパワーアップさせるアプリとして、Googleが提供する「Arts&Culture」をご紹介します。

圧倒的な作品数と機能性で、歴史的資料・芸術鑑賞を掌の上で実現


● Web:Google Arts & Culture
● アプリ:iPhone / Android
 
こちら、世界中の文化遺産をオンライン上で紹介することを目的に、Googleが2015年から運営しているサービスです。
 
日本だけでなく、世界中の1000を超える施設やコンテンツを手軽に閲覧でき、歴史や芸術に対する知見・理解を存分に深められる内容です。
 

(C) Google
 
まず驚くのが、世界中から集まった作品をあらゆる角度から検索し鑑賞できる使い勝手の良さです。特に、アーティストや時代、作品の色合いから素材まで、細かな検索軸が用意され、自ら意識的に探さなくても作品の方からやってきてくれます。
 

 (C) Google
 
さらに、ただ作品をテキストで学ぶだけでなく、時系列に並べてその変化を順に見ることもできます。変遷を辿ることで、これまで断片的にしか知り得なかった知識がつながり、思わぬ発見や感動にも出会える点は非常に秀逸です。(上画像は、クロード・モネの作品を年代別に並べています)
 

 (C) Google
 
そして、なんといっても欠かせないのがこちらの「バーチャルツアー(ミュージアムビュー)」機能です。
画面越しに施設内部の様子が映し出され、スマートフォンやタブレットなど、端末を上下左右に動かすことで実際に辺り一面を見渡すことができます。
 
その他、お気に入りの作品をコレクションとして登録しておけたり、位置情報機能をオンにすれば、今いる場所から近くにある施設をリストで表示してくれる機能もあります。

歴史的資料の置かれた博物館、展示物へも手軽にアクセス可能!

では、次に歴史的資料にアクセスしてみます。
ここでは、代表的な出来事として第二次世界大戦、特に原爆投下のあった広島について、知ることのできるページを閲覧してみます。
 

 (C) Google
 
検索から「広島」と入力すると、施設や展示、関連コンテンツが表示されます。
現存する資料をもとに、これまで見聞きしてこなかった歴史の事実・裏側を、ストーリーとして学べるため、ただ閲覧する以上の没入感を得られる点が特徴です。
 

 (C) Google
 
「バーチャルツアー(ミュージアムビュー)」では、原爆ドーム周辺を見渡すことができます。
(※残念ながら移動はできません)
 

 (C) Google
 
最近では、映画などでも戦時下の様子を丁寧に描いた作品が話題になりましたが、そうした映画にもある建物疎開の様子や、当時の人々の一端に触れられる資料にあたると、様々な思いがこみ上げてきます。

現実と映画を行き来しながら思いをはせることで、資料にある一字一句から当時の状況や情景も生々しく浮かんでくる。もしその場に居合わせてしまっていたら、、というifを何度も反芻することで、ただ物事を記憶するだけでない深い思考・学びへのきっかけにつながると思います。 歴史や芸術の情報を、欲しい時に欲しいだけ 授業ごとに毎回使うでないにしろ、こうした膨大な情報を揃えたアプリを知っておくと、ふとしたきっかけに生徒の興味関心を広げられる手段になるかもしれません。
 
「鉄は熱いうちに打て」という言葉もありますが、知りたい情報や気になったものをすぐに調べられる環境・ツールが整っていることは重要です。
 
授業自体は資料集に沿いながら、Webサービス・アプリならではの検索性やデータ量(収録作品数)を、授業の一部にぜひお役立ていただきたいと思います。

また、「PCやタブレット等が足りずに生徒全員に見せてあげる事ができない」という場合には、ドームミラーを使って教室の壁全体に映像投射し、バーチャル体験させてあげる手法もあります。



(住ノ江修氏)iPad4つの活用術 iPadでバーチャル校外学習

壁一面に映し出される映像は、それだけでもインパクトがあり、その分、関心喚起もしやすく記憶の定着にもつながります。



物事を深く考えさせる授業や、意見や感想を書かせる際にも有効で、なるべくその物事や対象に浸れる(没入できる)ような環境も、こうした工夫で実現できるかもしれません。

「こんな方法があったのか!」と目から鱗の授業法ですので、ぜひ一度ご覧になってみてください。

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(Find!アクティブラーナー編集部)

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