驚異の平均点偏差値70.8を達成したICT利活用のヒミツとは!?並木中等AL授業公開レポート第1弾!

【※本時の授業計画書&実践報告資料は<<コチラ>>よりダウンロードしていただけます!ぜひ一緒にご覧ください!】

全国の学校でICT環境の整備が進む中、ただそれら機器を使うだけになってしまっている学校も多いのではないでしょうか?
今回お伝えする並木中等AL授業公開レポートでは、ICTを活用し、なんと(生物)クラスの外部模試平均点偏差値 7 0 超を達成した、中島達也先生の実践をご紹介します!

ただICTを使うのではなく、“本当に実力のつくICT利活用”のヒミツとは!?実際の授業の様子や中島先生の実践報告を踏まえお伝えしていきます!
 

学習活動に応じた最適なツール選びと運用がポイント!



当日の公開授業では、生物基礎科目「遺伝子とゲノム」の単元で、ICTを利活用した授業が展開されました。
生徒一人ひとりにタブレット端末が貸与され、インターネット検索や複数のアプリを利用し、前時の復習から本時の予習、議論のための調べ学習から振り返りまで、ほぼ全ての活動をタブレット上でこなしていきます。

今回の授業含め、普段から使われているICT機器やツールは、以下のものが挙げられています。

【機器】
・デスクトップPC、タブレットPC(教員、生徒1人1台)、プロジェクター2台

【ツール(アプリ)】
・CubeQuery(アンケートサイト)|http://www.cubequery.jp/
・アンケートPRO(アンケートアプリ)|https://www.it-momonga.com/special_pro.html
・socrative(クリッカーアプリ)|https://www.socrative.com/
・ロイロノート(スライド作成・共有アプリ)|https://n.loilo.tv/ja/
・chatwork(チャットアプリ)|https://go.chatwork.com/ja/
・その他(ホームページの活用、インターネット検索など)

学びを深め、円滑な授業運営を可能にするツール活用例


では実際に、これらツールをどのように活用しているのか。当日の授業の流れに沿って、順にご紹介していきます。

【タイムスケジュール①~③+番外】------------
 

①導入(前回授業の復習:10分)


- 内容
・前時の授業で生徒がまとめた「R80(80字の短文記述)」を振り返る
・クリッカーアプリを用いて基礎事項、用語の復習

[使用ツール]
■CubeQuery、アンケートPRO(アンケートツール)
前回授業時に学んだ内容を、生徒が「R80」としてアンケートツール上に記載。それを本時の冒頭に復習として紹介する。

■socrative(クリッカーアプリ)
小テスト形式の問題を作成できるアプリで、基礎事項や用語の定着を行う。特徴は、生徒がアプリ上で小テストに答えると、個別解答を一覧で表示できるため、黒板などに映し出しながらクイズ番組のようなスタイルで授業参加を促すことが可能。
 

展開(本時の学習内容:35分)


- 内容
・ロイロノートを用いた生徒による予習内容の発表(グループワーク)
・疑問点、意見等をチャットアプリにて共有
・デジタル教材の提示

[使用ツール]
■ロイロノート(スライド作成・共有アプリ)
アプリ上で簡単にスライド作成・共有ができるツール。発表者のスライドを、他の生徒の画面にも共有(表示)できるため、スライドの動きや編集(下線や注釈をつけるなど)しながらの説明もリアルタイムで受け取れる。内容把握・理解の促進、授業運営の円滑化に活用可能。

■チャットワーク(チャットアプリ)
クラスごとにグループを作り、授業への質問や疑問を共有させながら、議論や理解を深めるために活用(WordやPDFファイル、参考URLなども共有可能)。
 

③まとめ(本日の授業のまとめ:10分)


- 内容
・2人1組での振り返り、学び合い(AL)
・アンケートアプリを用いた短文作成(R80)

【使用ツール】
■CubeQuery、アンケートPRO(アンケートツール)
本時の内容を振り返りながら、アンケートツール上に「R80」としてまとめを行う。また、生徒同士で良いと思った「R80」に投票することができ、評価の高かったものを次回授業の冒頭で紹介する。
 

(番外)前時~授業前


・次回の予習

[使用ツール]
■ホームページ
中島先生ご自身が作られたホームページ上に、いつでも自由にダウンロードでいる授業を掲載。また、自習用教材や未習内容を解説する動画も同時にアップロードし、反転授業の形で家庭学習を促す。

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本時は特に学力向上の観点から、学習活動ごとにこれらツールの機能や特性が的確に活かされている点がポイントです。

・従来の講義や教科書だけでは再現しきれない(伝わりにくい)内容を、動画・資料を提示することで理解を促す
・前時の復習を教員からの伝達ではなく、生徒の意見を活用し効率的に行う
・小テストもプリントではなくアプリ上で行い、準備(採点含む)の省力化、結果の可視化・即時共有を実現
・スライド作成を授業の一環に組み込み、PCやプレゼンスキルを日常的に磨く
・チャットを通じて、授業中の抜け漏れをいつでも拾える環境を整える など


ただICTを使うだけでなく、その目的・狙いによってツールを使い分ける例として、ぜひ1つでも参考になる使い方を試してみてください。

生徒からも高評価!ICT利活用の推進で学びをより豊かに



この他、中島先生からの報告では、これら取り組みで成績が上がったことに加え、ツールを使う生徒側へのアンケート結果についても共有いただきました。

生徒たちの反応は、、

「生物の授業では、写真を見ると、より理解が深まるものが多いので、興味を持った時に、すぐにインターネットで調べることができるのはとても便利だと思う。」

「ロイロノートで発表する時、クラスの人にどのように説明すれば伝わるか、この問題の背景はなにか、改めて考えることができる。それと同時に、パワーポイントの使い方も学ぶことができるので、良い方法だと思う。」

「授業後に誰かが質問したことは共有できないけれど、チャットワークなら誰かの質問と、それに対しての答えを共有できるので理解が深まります。」

といった肯定的な意見が並び、生徒側もそのメリットをよく理解しながら、ツールを使いこなせているようです。
ICTの利活用があくまで手段だからこそ、その手段に振り回されぬよう、生徒に対する目的・意図の共有も欠かせません。

本当に実力のつくICT利活用に向けて様々な課題がありますが、こうした事例の一部、もしくは考え方だけでも少しずつ取り入れ、日々の改善に活かしてみてください!

 

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