フィンランドの5月1日「ヴァップ (Vappu)」

5月のゴールデンウィークにスタディーツアーでフィンランドに行ってきました。前回、フィンランドの教育NPOであるDare to Learnに関わるようになった経緯について書きましたが、それをきっかけに昨年9月、今年1月とフィンランドへのスタディーツアーを行っており、今回で3回目となりました。毎回、新たな発見があり、参加者の方と教育談義をしながら行くのが楽しみになっています。

私は4月30日(月)午後に現地入りしたのですが、4月30日は「ヴァップ前夜祭 (Vappuaatto)」で街中が賑わいます。フィンランドでは5月1日(火)が「ヴァップ (Vappu)」と呼ばれるお祭りで、皆そのお祝いをするのです。5月1日は世界的にはメーデーで労働者の祭典となっていますが、フィンランドでは春の到来を祝う意味合いと、学生の祭典としての位置付けのほうが大きくなっているようです。

4月30日の夕方には多くの人が高校時代の白い学生帽をかぶり、大学生はカラフルなデザインのお揃いのつなぎの服を着て街に繰り出します。私はエスプラナーディ公園周辺を散策しましたが、屋台も出ていてなかなか壮観でした。怪獣(?)の着ぐるみを着た女性を先頭にコスプレ演奏隊(?)が行進していたのも印象的でした。





5月1日(火)はあいにくの雨模様でしたが、ツアー参加者の方と夕食を共にした後、5月2日(水)からいよいよ学校視察開始です。今回の訪問先は以下のとおりです。

・ヘルシンキ大学教育科学学部
・シルタマキ小学校(ヘルシンキ市)
・職業学校オムニア(エスポー市)
・ノーランディア保育園(キルッコヌンミ市)
・建築学校Arkki(ヘルシンキ市)
・カサヴオリ中学校(カウニアイネン市)

また、教育関係者の方数名とお茶、夕食を共にしていただきました。

さて、本題に入る前にフィンランドの行政区画について少しお話ししたいと思います。日本では、地方自治体として都道府県があり、その下に市町村がありますが、フィンランドではどうなっているのでしょうか。

フィンランドでは、19の県があり、例えばヘルシンキ市は、ウーシマー県の県庁所在地となっています。県の下に郡があり、ウーシマー県にはヘルシンキ市のあるヘルシンキ郡を含む4つの郡があります。今回訪問した学校のあるエスポー市、キルッコヌンミ市、カウニアイネン市は、すべてヘルシンキ郡の中にあります。

ヘルシンキ市はフィンランド最大の都市で人口約64万人、西に隣接するエスポー市は第二の都市で人口約28万人となっています(2017年12月31日時点)。エスポー市はノキアの本社があることでも知られています。

参照:Population by region
https://www.stat.fi/tup/suoluk/suoluk_vaesto_en.html

学校視察の内容について、次回お話ししたいと思います。

小林 秀行
株式会社Findアクティブラーナー アドバイザー
Dare to Learn アジア代表
一般社団法人Learn for Life 代表理事

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