フィンランド独立100周年とDare to Learn

はじめまして、FindアクティブラーナーのアドバイザーでDare to Learnアジア代表の小林と申します。Dare to Learnはフィンランドの教育NPOとして、教育、生涯学習をテーマに大規模なイベントを行いました。

Dare to Learn
www.daretolearn.fi (英語)



今回はフィンランドについてDare to Learn設立の背景を中心にお話ししたいと思います。本題に入る前に、フィンランドと聞いてみなさんは何を思い浮かべるでしょうか。

フィンランドというと?

1990年代は福祉国家、2000年代以降は教育で有名になりましたが、一般的にはサンタクロースやムーミンで知られているかと思います。女性ならマリメッコやイッタラといったブランドもご存知かもしれません。

人口約550万、首都ヘルシンキ(人口約63万)、面積約33.8万平方キロメートルで日本より少し小さい、そんなフィンランド、北欧の国の一つですが意外とどこにあるかご存知ない方が多いと思います。私も初めて行くまでは「なんとなくあの辺のどこか」という程度の認識しかありませんでした。

フィンランドはどこにあるでしょうか。

ぜひ地図で確認いただければと思いますが、地理的にはロシアとスウェーデンに挟まれたところにあります。そのため歴史的には長らくスウェーデン、ロシアの支配下に置かれ、ロシア革命後の混乱を機に1917年12月6日に独立宣言を出してロシアからの独立を果たしました。

2017年はちょうど独立100周年にあたり、それに向けて様々な企画が行われました。Dare to Learnもそうした企画の一つで、もともとはある学生が独立100周年に向けて教育関係で何かやれないかという話から始まったものでした。

突然ですが、みなさん映画『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』をご覧になられたことはあるでしょうか。私がフィンランドに教育視察に行こうと思ったきっかけは3つあったのですが、この映画もそのうちの一つでした。

この映画ではフィンランドの教育に対する考え方や宿題、テストの話が出てきます。まだ見られていない方のために内容については控えたいと思いますが、この中で語られていることがはたして本当なのか、この目で確かめたくなり、昨年1月に初めてフィンランドを訪問、その際Dare to Learnの創業メンバーに会い、一緒に手伝うことになりました。この続きに関してはまた次の機会にお話ししたいと思います。


小林 秀行
株式会社Findアクティブラーナー・アドバイザー
Dare to Learn アジア代表
Learn for Life 代表

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