概要
最終的に目指すのは“論理力”
『茨城のAL伝道師』中島校長が読み解くアクティブ・ラーニングの未来とは?
アクティブ・ラーニングの最終的に目指すところは“論理力”なのではないかと、中島先生はおっしゃいます。論理力とは、どのような力なのでしょうか?
また、中島先生の研究テーマである
・AL型授業が形だけになってはいないか?
・アクティブラーナー(能動的学習者)の育成という目的に向かっているか?
・ALか講義かという二項対立的な議論になっていないか?
・ペアワークやグループワークだけで学力は向上するのか?
についてもお話くださいました。
ぜひご覧ください。
中島 博司 氏 / 茨城県立並木中等教育学校 校長
全国高等学校長協会 教育課程研究委員長・常務理事
1959年滋賀県大津市生まれ。茨城県立土浦一高、筑波大学人文学類卒業。専門は日本考古学・日本史。
若手教員時代に授業方法論を追究し、オリジナル「スーパー日本史ノート」等を開発。母校土浦一高で11年間教鞭をとっていた時、教え子がセンター試験日本史Bの平均点で3度日本一になる。
昨年4月に校長となり、今後の高校教育改革について、「アクティブ・ラーニング(AL)」「2つの新テスト」「次期学習指導要領」をテーマに研究をはじめる。昨年8月に一般社団法人アクティブ・ラーニング協会のメンバーと会って以来、アクティブラーナー(能動的学習者)としてALを広める活動を展開している。本年、「AL指数」と「R80(アールエイティー)」を考案し、「Find!アクティブ・ラーニング」サイトに、特別寄稿として掲載中。
本年4月に全国高等学校長協会の教育課程研究委員長に就任し、現在、AL等に関する全国調査について、集計・分析中である。また、校長通信「並木ドリーム」を作成し、学校ホームページに平日ほぼ毎日掲載している。
(主な著書)
『はじめる日本史 要点&演習』Z会出版社
『総合的学習で役立つ 調べてみよう地域・郷土』ぎょうせい <共著>
『高等学校 日本史B』清水書院 教科書 <共著>
『茨城県の歴史散歩』山川出版社<共著>
永井 私のお話はもうこのぐらいにしておきまして、今やアクティブ・ラーニングの日本における伝道師のお一人とさえ言われている中島先生の最近の取り組みについて、ぜひ教示いただきたいと思います。中島先生、よろしくお願いします。
中島 ありがとうございます。8月26日の第4回を聞いていただいた方、動画で見ていただいた方は重複している部分もありますが、この10月に新たに1つスライドを増やしたので、そのあたりを中心にお話しいたします。
私がアクティブ・ラーニングの研究を始めたのは去年の4月からです。まだ1年と8ヶ月ぐらいです。今年の1月ぐらいに、この4つの課題...
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プロフィール
中島 博司 先生
前・茨城県立並木中等教育学校校長
元全国校長協会教育課程研究委員会委員長
一般社団法人アクティブ・ラーニング協会代表理事
株式会社FCEエデュケーション参与
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