概要
未来の予測が難しい時代を生きる子どもたち。このような時代背景に加えて、日々の生活では、友人関係の複雑化、学業でのつまずきなど、困難や失敗に直面することもあります。
このような困難を乗り越える力「レジリエンス」を育てるため「レジリエンス教育」の重要性が世界的に高まっています。
また、教員は他の職業群に比べてストレスが高く、日常的なレジリエンスが必要とされる職業とも言われています。
この動画でご紹介するレジリエンス教育は、児童生徒のレジリエンスを高めるアプローチはもちろん、教員自身のレジリエンスを育てることにもフォーカスし、レジリエンスを高めるために鍛えるべき4つの力と、その鍛え方を、ワークの実践をしながら解説します。
共にレジリエンスの高い学級、学校を目指していきましょう。
【講師】
足立 啓美 氏
公認心理師
一般社団法人日本ポジティブ教育協会 代表理事
一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会
「レジリエンス力を醸成する仕組み作りWG」委員
《あなたも授業で実践しませんか?》
一般社団法人日本ポジティブ教育協会は、教育現場でレジリエンス教育実践・研究を10年以上行っています。レジリエンストレーナー養成講座を開催しています。
「レジリエンス教育」の授業実施資格が取れる「レジリエンス・トレーナー養成講座」開講中。詳細はこちらから→www.j-pea.org
足立 啓美氏 このレジリエンスですが、精神論とか根性論ではないです。実は長年の研究に基づいています。
レジリエンスのイメージが少し出来たところで、この研究についてお伝えしたいと思います。このレジリエンスの研究というのは、リスクのある子どもたちの研究からスタートしました。リスクがあるということは、例えば、貧困の家庭に育ったお子さんだったり、親が精神疾患であったり、そういったことをリスクというように呼んでいますね。
その子どもたちは、生活のストレスにも関わらず、生き抜き、成長します。そういった環境に置いたら、なかなか正常な発達が見られないのではないかと思われがちではありましたが、その中の子どもたちの何人かは、そういったストレス下においても、生き延び、成長することが見られました。そういった研究からスタートしています。
そして、レジリエンス研究で分かってきたことは、早期...
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