高専:学年(その他)、技術・家庭
単元:創造製作
学校名:仙台高等専門学校
先生名:矢島邦昭、末永貴俊
授業の流れ:10分:講義
30分:グループワーク
20分:発表
10分:まとめ
5分:振り返り
授業を行う上での注意点や事前準備
○学生をこれまでの授業で得られた知識、地検の枠に収めずに、自由な発想、自由な表現方法を用いて、自分たちの発見した問題からその解決策までを表現する。
○自由に具現化できるように、素材、環境、導きを教員が上手にファシリテートする。
この動画から学べること
○普通授業の枠にとらわれない自由な発想
グループワーク内で問題を発見し、解決法を提案する。
○発想の具現化
既製品をそのまま活用するのではなく、グループ内の合意形成に基づいて、新しいアイテムを用いて具体化する。
○グループのファシリテート
全体の流れのファシリテートとし、グループ内の意思決定を優先する。
概要
「何を作るか」ではなく、「誰のために」から考える。技術ありきではなく、目的から考える「ものづくり」の本質を高専の学生たちが見つける特別授業です。
日本の産業を支える優秀な技術者を輩出してきた仙台高等専門学校の、「ものづくり」を考える特別授業を公開!
技術の積み上げではなく、目的や課題解決から考えるという、ものづくりの本質的発想を学びます。
「人を支援するロボット」という大きなテーマ設定のもと、
・支援する対象は誰なのか?
・どのような環境を想定しているのか?
・どのような手段で支援するのか?
という3つの視点でグループディスカッション。
どのようなロボットを作るかを議論し、ジオラマやプラモデルで形にしていきます。
未来の技術者がものづくりの本質を見つける過程をぜひご覧ください。
Q.アクティブ・ラーニングを取り入れた経緯は?
矢島 邦昭教授(以下、矢島) 元々高専でも、実験の中で実施したことがありました。しかし、どちらかというと、知識を詰め込んでいくことが多かったので、社会に出た後、問題解決をする時に自分たちで動けることの必要性から、アクティブ・ラーニングという言葉に追随する形で導入しました。
Q.アクティブ・ラーニングに期待していることは?
矢島 実験ですと、そもそも自分たちで行うのですが、一般の教室の授業では演習が多かったのです。その中で、もう少し学生が主体的に動く部分が必要だと考え、アクティブ・ラーニングを導入し、本校ではその点を強化していくという形で動いています。
Q.いつ頃からアクティブ・ラーニングを始めましたか?
矢島 以前にも、学生を主体にやり...
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