概要
今回は、筑波大学附属小学校で行われている「役割演技」を組み込んだ道徳の授業を取材いたしました!
道徳教育の研究を25年以上続けてこられた山田誠先生が本授業を担当され、動画内では、「役割演技」についての実践ポイントや工夫を、事細かにお伝えいただいています。
特に、「役割演技」について、一般的と捉えられている「主に低学年でやらせるもの」「ペアでさせるもの」という認識について、異なる見解を示します。
1点目は高学年・中高生で行っても、より高い学習効果が望めること。
さらに、2点目に関しては、「ペアになって演じること」ではなく、児童生徒を「観客」にさせ、「よく視る」「よく聴く」「よく考える」ことに集中させることが重要だとし、実際に今回の授業でも、その点を取り入れた様子を披露いただきました。
動画本編では、その一部始終をあらゆる角度から撮影しており、全体の流れから山田先生の問いかけまで、授業の参考にしていただけるシーンが満載です!
学習指導要領の改訂により、試行錯誤されている道徳教育について、ご担当されるすべての先生にとって参考にしていただけるコンテンツです!
ぜひ、明日からの道徳授業で、使えそうな考え方や「役割演技」のポイントを、余すことなくインプットしていただき、学校全体としても、「特別教科 道徳」への取り組みを加速させる教材として、ご活用ください!
▼本授業に関連する各種資料は、以下よりダウンロードしていただけます!▼
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Q.道徳の取り組みの背景や考え方
山田 誠先生(以下、山田) 道徳教育に興味を持った理由は、人間はどのような生き方をしていくかということに、とても興味があったからです。つまり、人の生き方への興味です。歴史上の偉人やスポーツ選手などの生き方、あるいは、自分自身もどのように生きるかということへの興味です。
そのような中で、「そうした人間の生き方について、一番考える教科は道徳じゃないかな」と思い、教員になって大体10年目ぐらいの時に、道徳教育の研究を始めました。
これは、国語教育の野口芳宏先生の影響です。野口先生は、小学校の教員出身で、色々な大学の先生をしたり、国語教育の本を書いたりしています。ここで先生は、「人間いかに生きるべきかというこの問いなくして教育は成り立たない」と言っています。
「どんな教科であろうと、やはり、最終的には、人間がど...
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