概要
第2回アクティブラーニングフォーラムの二日目講演6、松浦 克美 氏による
「学生の疑問・質問だけからつくるアクティブラーニング授業」です。
松浦 克美(まつうら かつみ)氏 / 現:アン・ランゲージ・スクール成増校校長/前:首都大学東京教授・高大連携室室長
松浦 克美氏(以下、松浦) 学生から「半分は講義調にしてくれ」というアンケートを書かれたときに、1度、半分講義調で授業をしたことがあります。ですが、質問が出にくくなりました。半分講義して、後から質問となると出ないのです。いきなり質問のほうが、断然出てきます。質問中心でやると、本人が質問したものはもちろん、友達の質問を聞いていても、一方的な講義よりはずっと効果的ということですね。
最初の頃は、学生からの質問への回答を、宿題として持ち帰ったことが結構あります。だから1回90分の授業やると、5つぐらいは、「ちょっとわからないから来週調べてくるね」というようにしていました。
ですが、学生が知りたいことは正確な回答ではないというのがだんだんわかってきて、今はその場で全部、僕の推測でしゃべっても、質問した人は満足してくれるという感じになってきました。
そこで、このテーマで皆さん...
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