概要
東京大学教育学部附属中等教育学校での実践で学んだ、ALにつまずくポイントとは? 『学び合い』体験も
「子どもが好き」という教師には、2タイプいると言われているそうです。
1つは、未熟な存在である「子ども」、頼ってくれる子ども、母性をくすぐってくれる子ども、そういう可愛らしさが好きな教師。
もう1つが、「子どもを大人にする」、大人になっていくのを見るのを好きな教師。
「いつまでも子どもでいて欲しい」という教師と、「未来の仲間、共にこれから日本を支え作っていく同僚として接したい」という教師。
對比地先生が実践する、「子どもを大人にする」アクティブ・ラーニングについて、模擬授業を交えてお話いただきました。
對比地 覚 氏 / 東京大学教育学部附属中等教育学校 理科教諭
1982年群馬県生まれ。
2005年より地元群馬の公立中学校にて理科を教え始め、
様々な教授法を模索する中、2010年から『学び合い』に取り組む。
2012年より現職。
アクティブ・ラーニングに魅せられ、更なる可能性を探るとともに、その発信に努めている。
執筆に、「『学び合い』で、自らの意識改革をする」(『授業力&学級経営力』2015年9月号、明示図書)
「すぐできる!アクティブ・ラーニング中学理科」(学陽書房)がある。
對比地 覚氏(以下、對比地) まず、突然ですが、皆さん、子どもは好きですか?おそらく、教員をやっている方、あるいは教育に関わっている方なので、子どもは好きだと言われる方が多いと思いますが、実は子どもが好きだと言う人に2種類、2タイプいるのではないかと言われています。
前者は、未熟な存在である「子ども」、頼ってくれる「子ども」、母性をくすぐってくれる「子ども」、そういう可愛らしさが好きな教師です。後者は、「子どもを大人にする」、大人になっていくのを見るのが好きな教師です。
そして、前者のような先生は、「いつまでも子どもでいて欲しい」、「無邪気なままでいてほしい」、「そのありのままの君でいてほしい」という願いを持っています。それに対して、後者のような先生というのは、どちらかというと未来の仲間、共にこれから日本を支えていく、一緒に作っていく、良くしていく同僚として接したいと思っている方が多いと言われて...
テキストの続きを読むにはプランのアップグレードが必要です。
おすすめコメント
編集部おすすめコンテンツ
関連タグ
プロフィール
對比地 覚 先生
東京大学教育学部附属中等教育学校 理科教諭
1982年群馬県生まれ。
2005年より地元群馬の公立中学校にて理科を教え始め、
様々な教授法を模索する中、2010年から『学び合い』に取り組む。
2012年より現職。
アクティブ・ラーニングに魅せられ、更なる可能性を探るとともに、その発信に努めている。
執筆に、「『学び合い』で、自らの意識改革をする」(『授業力&学級経営力』2015年9月号、明示図書)
「すぐできる!アクティブ・ラーニング中学理科」(学陽書房)がある。
さらに表示する