概要
先生の重要な仕事の一つ「評価」。
評価には大きく3つGrading、Evaluation、Assesmentがあると言われています。
Gradingは評定。通知表を付けることです。Evaluationは優劣をつけること。合否や、順位付けをすることです。では、Assesmentとは何でしょうか?
本来、学びというものは「変容」です。学ぶ前と学んだ後でどう変わったか?この変容を評価するのが、Assessment(学習評価)です。
Assessment(学習評価)は実際にどのようにすればいいのか?その考え方についての森本先生の講演をぜひご覧ください。
「情熱の感じられる心揺さぶられるお話でした。生徒同士の相互評価をもっと信じて活用します」 東京都 大学講師
「アクティブラーニングの授業を運営していくにあたって何を評価観点に入れればよいか考えることができました」千葉県 私立高校 教務
「グループワークをすることを重視してしまっていましたが、教師と子どもとの関わり方の重要さを深く感じました」東京都 中学校 教諭
森本 康彦 氏 / 東京学芸大学准教授
1991年 三菱電機株式会社・情報技術総合研究所にて基本ソフトウェアの開発に従事
1996年 広島市立牛田中学校 教諭(数学)、2004年 千葉学芸高等学校教諭(情報)。
その後、富士常葉大学・准教授を経て、2009年 東京学芸大学・准教授(現在に至る)。
2007年 長岡技術科学大学大学院、博士(工学)。
教育工学(特にeポートフォリオ、eラーニング、情報教育)を専門とする。
森本 康彦氏(以下、森本) このように、主体性はとても大切です。次は、学びとはただ暗記することでしょうか?という点についてです。
例えば、中学校では2年生になると、証明問題や方程式が難しくなって、急に数学ができなくなる子がいます。元から算数が苦手な子ができないと、なかなか目立たないんですけれども、ものすごく優秀で、学級委員なんかやるような子が急に出来なくなっていく瞬間があって、それをよく見ることがあります。
私が中学校の先生をしていた当時、そういった子は「本番に弱いから」「テストだから」と思っていました。でも、いま考えるとそうではありませんでした。
そういった子の多くは、テスト勉強の際、副教材をとにかく何回も何回も...
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プロフィール
森本 康彦 先生
東京学芸大学 准教授
1991年 三菱電機株式会社・情報技術総合研究所にて基本ソフトウェアの開発に従事
1996年 広島市立牛田中学校 教諭(数学)、2004年 千葉学芸高等学校教諭(情報)。
その後、富士常葉大学・准教授を経て、2009年 東京学芸大学・准教授(現在に至る)。
2007年 長岡技術科学大学大学院、博士(工学)。
教育工学(特にeポートフォリオ、eラーニング、情報教育)を専門とする。
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