概要
入試の記述対策のために、作文や読書は無意味!? これから必要になる教育について、アクティブ・ラーニングの前提として身につけるべき「論理」について、現代文のカリスマ出口汪氏が語ります。
今、教科書に答えがある、あるいは、先生が答えを持っていて、子どもたちは何も考えずにそれを習得すればいいという時代ではなくなってきています。
人間は、記憶と計算という分野ではどう頑張ってもコンピューターやAIには敵わないでしょう。
これからは、いかに多くの知識を詰め込むのか、いかに速く正確に計算するのかという学力は、これからの時代にはほとんど必要がなくなっていきます。
では、最終的に人間に残されたフィールドは何なのか。それは「言葉」だと、出口先生は仰います。
また、入試の記述対策をしなければならないと、闇雲に作文や読書をしても、「論理力」を身につけないままではその努力も無意味になってしまいかねないとも出口先生は仰います。
この講義では、これからの子どもたちが特に磨くべき「論理力」について、現代文のカリスマ出口汪氏が全身全霊で語ります!迫力の50分をぜひ体験してください。
(来場者コメントの一部をご紹介します)
「論理的思考体系が自分の中にあるか否かを確認するかのような、60分間だった。ことば一つひとつに論理があり、他者意識のもとに論理が構築され、その訓練を子どもたちに意識して実施すること。多くのことを考えた時間になった。」(神奈川 私立中高一貫校 校長)
「時々生徒に対して感じるもやもやとした気持ちが言語化されました」(東京 中高一貫校 教諭)
「なぜ論理が必要なのか、とても分かりやすく論理立てて説明してくださったので、早く同じ部署のメンバーに共有したいと思いました。」(専門学校 教職員)
「他者意識を論理で身につけるという当たり前ですが、本校ではできていない教育です。ALの前提としても考えていくべきことと思いました。」(鳥取 公立高校 教頭)
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出口 汪氏 こんにちは、出口汪です。皆さんは既に色々な先生方から、「これからの教育がどう変わるか」あるいは「アクティブ・ラーニングとはどういうものであり、どうすればいいのか」という話を様々な観点からお聞きになっているかと思います。
これからの時代は、今までの答え探しの教育が必要になってくると思います。つまり教科書に答えがある、あるいは先生が答えを持っていて、子どもたちは何も考えず、無批判にそれを習得すればいいという時代ではなくなっているということです。
あるいは、子どもたちが10~20年後に社会で活躍する時代は、いったいどのような時代で、今の子どもたちにどのような学力を与えたらいいのでしょうか。こういった想像力がないと、これからの時代は教育ができないという、ある意味では非常に面白いが、他方で非常に困難な時代に、先生方は教育に携わっていらっしゃいます。
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