概要
入試の記述対策のために、作文や読書は無意味!? これから必要になる教育について、アクティブ・ラーニングの前提として身につけるべき「論理」について、現代文のカリスマ出口汪氏が語ります。
今、教科書に答えがある、あるいは、先生が答えを持っていて、子どもたちは何も考えずにそれを習得すればいいという時代ではなくなってきています。
人間は、記憶と計算という分野ではどう頑張ってもコンピューターやAIには敵わないでしょう。
これからは、いかに多くの知識を詰め込むのか、いかに速く正確に計算するのかという学力は、これからの時代にはほとんど必要がなくなっていきます。
では、最終的に人間に残されたフィールドは何なのか。それは「言葉」だと、出口先生は仰います。
また、入試の記述対策をしなければならないと、闇雲に作文や読書をしても、「論理力」を身につけないままではその努力も無意味になってしまいかねないとも出口先生は仰います。
この講義では、これからの子どもたちが特に磨くべき「論理力」について、現代文のカリスマ出口汪氏が全身全霊で語ります!迫力の50分をぜひ体験してください。
(来場者コメントの一部をご紹介します)
「論理的思考体系が自分の中にあるか否かを確認するかのような、60分間だった。ことば一つひとつに論理があり、他者意識のもとに論理が構築され、その訓練を子どもたちに意識して実施すること。多くのことを考えた時間になった。」(神奈川 私立中高一貫校 校長)
「時々生徒に対して感じるもやもやとした気持ちが言語化されました」(東京 中高一貫校 教諭)
「なぜ論理が必要なのか、とても分かりやすく論理立てて説明してくださったので、早く同じ部署のメンバーに共有したいと思いました。」(専門学校 教職員)
「他者意識を論理で身につけるという当たり前ですが、本校ではできていない教育です。ALの前提としても考えていくべきことと思いました。」(鳥取 公立高校 教頭)
◇出口汪の学びチャンネル-Youtube公式
本気で役立つ学びを無料で発信されています。
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https://www.youtube.com/channel/UCLMx6X6e66gt7rcL7y7e0Cw
出口 汪氏 感情語というのは赤ちゃんだけの言葉だとすると、今の子どもたちには関係ないと思うかもしれません。しかし、今の子どもたちはすぐに「むかつく」「うざい」「やばい」「微妙」などと言いませんか?これらも実は感情語です。赤ちゃんが泣くことと、どこが違うのでしょうか? テキストの続きを読むにはプランのアップグレードが必要です。
「むかつく」という言葉は、今の自分に不満があり、不快であるという気持ちを表す言葉ですが、今の子どもたちはそれを説明する表現ではなく、誰かがそれを察して解消してくれると思い使っているのです。誰も解消してくれなければ、突然キレるか、引きこもるしかありません。他者意識がない、これが感情語なのです。
こういった子どもたちは、狭い集団を作ります。「むかつく」と言えば、「本当にむかつくね」と、説明しなくても分かってくれるグループを作っていきます。「むかつく」だけで伝わるので、居心地が良く、狭いねっとりとした集団を作ります。
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