概要
人工知能が描く教育の未来像とは?AIをはじめとするテクノロジが教育に与えるインパクトについて、ゲームAI開発者の第一人者が解説します。
今、教育にゲームを使おうという動きがあります。
AIを利用することでどのような教育が可能となっていくのでしょうか?
ゲームAI開発者の第一人者である三宅陽一郎氏に、人工知能の歴史や種類、どう活用されているか、今後人工知能とどのように向き合うべきかを詳しくお話しいただきました。
※本講演は、特別イベント『英語4技能時代の教育~教育現場を支えるAIの可能性~』の第2部、基調講演 『人工知能が啓く教育の可能性』です。
三宅 近年、人工知能はどんどん色々なところに入っていき、一番大きな場所では、街全体を人工知能が制御しています。例えば、街の色々な場所に計2,000台のカメラをつけて、その全てのデータをサーバーにあげて、人工知能が解析し、この街に登録していない人をすぐ見つけるなど、セキュリティに役立っています。
今の社会におけるセキュリティは、国の税関だけでは抑えきれなくなってきているので、監視社会ではあるのですが、徹底して安全社会にしようという動きもあります。
これがインフラとしての人工知能で、街が作ったビッグデータをAIが認識し、ロボットたちで監視するというような流れが1つあるわけです。そうなると、どんどんそういった仕事が人工知能に置き換わっていき、人間の職業がなくなっていくのかという問題が生まれます。しかしそこは、結論から言うと、そんなことはありません。
例えば、自分の...
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