概要
生徒の意識を活性化させ、向上する喜びを与える授業のポイントは「ぬいぐるみ」!?と「プリント学習」にあり!英語が苦手な生徒にも効果的な、授業実践の様子をお届けします!
今回、授業を担当されている金子先生の取り組みからは、生徒の意識を活性化させる「ぬいぐるみ」を用いた授業展開や、「プリント学習」で生徒のモチベーション(学ぶ意欲)を高めるアプローチ、また、その背景にある個々を重視した授業などについて解説していただいています。
特に、
・一人ひとり違うのに、全員に同じことをさせること自体、まず無理があること
・限りある授業時間の中で、全ての内容を教えることは難しいこと
こうした考えのもとに活用されている「プリント」には、
ただ練習問題を載せただけでない一工夫があります。
それは、掲載する問題を適切にレベル(段階)分けし、
生徒が自分のレベル(ペース)に合わせて学習できるようにしているという点です。
生徒自身が、自分でこなせるレベルの問題を確実に解き進めていくことで、
「できる」「段々と向上している」という喜びを得ながら、授業だけでなく、
家庭でも勉強したいと思わせる(モチベーションに繋がる)仕掛けがなされています。
どういった背景から、そのような取り組みをしていくようになったのか。
さらに、この授業方法が、英語が苦手な生徒たちにも向いているという理由についてもご紹介していきます!
※以下「資料ダウンロード」ボタンより、本時の学習指導案とプリントをダウンロードしていただけます
(資料のダウンロードは、会員の方のみ利用可能です)
Q.ぐんま国際アカデミーについて
金子 弘幸先生(以下、金子) まず、ここの学校では「イマージョン教育」ということで、小学校から国語と社会以外は全て英語でやっている環境にあります。ですから、小学校の段階で非常にできる子はかなりのレベルに達していますが、具体的には、小学校6年生で英検1級の子がいます。中学生になると、英検準1級、2級ぐらいはざらにいるレベルですね。
しかし、中にはもっと低い子もいるので、英文には非常に慣れているのですが、きちんとした文法の授業はされていません。ですから、もう少ししっかりと英文法の体系を整えることが重要だと思っているので、今日この授業をしたということです。
上位の子と下位の子は、英語によって非常に格差はありますが、全体的には、中学生はみんな英検2級ぐらいを持っているので、...
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