中学校:2年、英語・外国語
単元:New Horizon Unit4
学校名:亘理町立逢隈中学校
先生名:岡崎正則
授業の流れ:
5分:課題確認・語り
40分:授業①自己紹介文作成・練習、授業②単元まとめ作成
5分:まとめ・次時予告
授業を行う上での注意点や事前準備
○生徒を信じる。
○プリントは全単元同じものにすることで用意が楽になり、何をすればよいかも生徒が理解しやすくなる。
この動画から学べること
○自分の力に限界を感じている時の生徒の意欲の引き出し方
参観者がいると、「自分たちのクラスはよいクラス」を証明しようと自発的に行動するようになる。
○単元のまとめ方や文法事項の継続的な学び方
単元で学んだ文法事項をまとめて自己紹介文に応用して落とし込み、見ないで言えて書けるまで指導すると、教科書本文を暗記するより意欲的に取り組むようになる。
○「やってみたらうまくいく」安心感と、「これでいいんだ。やってみようかな」という決心
ほとんど工夫らしいことをしていないので、失敗しようとしてもできない。生徒を信用して課題を用意するだけで、年間指導計画と教科書があればできる。
概要
生徒も楽しく、先生も楽しく、成績が上がる!
習った英語でひたすら自己紹介し合う授業です。
この日の授業は、単元の最後の授業。
助動詞have to ,will, must, must notを使って、生徒同士が英語で自己紹介しあいます。
英語は技能教科なので、理解して終わりではなく、実際に使ってみて、さらに反復練習することが必要と岡崎先生は言います。
以前はオールイングリッシュの授業を実践されていました。
しかし、実現は難しく、何とか授業を成立させたられたものの、一時間目から放課後まで一度も職員室に帰らずに英語が苦手な生徒を捕まえて指導して、やっと、全員が英語を話すことができたそうです。
一定の成果は得たものの、そのやり方は、他の先生には広げられませんでした。
そして、岡崎先生も、一クラスだけならできても、クラスが増えるとどうしても数人、分からない子が出てきてしまう…。
3年前に、「分からない子を先生が見るんじゃなくて、生徒みんなで見る」という考え方に出会い、以来、授業のあり方を変えたそうです。自己紹介をしあうこの授業もその一つ。
生徒たちに話を聞きました。
「英語を聞くだけじゃなくて、聞いて実践するから、覚えます」
「先生以外の周りの意見を自分に取り入れることができるから知識の幅が広がっていい」
成績もしっかりと伸びるという授業設計の全体像についてもインタビューでお伺いしていますので、ぜひご覧ください。
(1/3)
【実際の授業映像】
岡崎 正則先生(以下、岡崎) 今日の課題は、ユニット4でやった「have to」「will」「must」「must not」出来るだけ入れるように。最低1つは入れるように。今までの自己紹介文の中に何個か学んだのを入れて、出来る人は4つ全部入れられれば入れてみなっていうふうな感じで出来るな。
隣の組が「3人」でやったら40分時間取ったら10分で終わっちゃったのね。簡単すぎたので、みんなのはちょっと「5人」に増やしてみましたという。是非、課題をクリアしていただきたい。
【実際の授業映像】
女子生徒 Do you like tenni...
テキストの続きを読むにはプランのアップグレードが必要です。
さらに表示する