概要
タブレットもパソコンもいらない!?教育最優先の町、茨城県古河市のアンプラグド(電源不要)なプログラミング教育を紹介。論理的思考を育成する「10のつなぎ言葉」は、作文や数学にも使えます
512億円の市の予算の内57億円が教育予算という、教育最優先の町、茨城県古河市。
ここで先進的に取り組まれているICT教育と、論理的思考力を育む取組み、そして、プログラミング教育についてお話いただきました。
小学校6年間で論理的思考スキルが身につく「10のつなぎ言葉」というオリジナルのシートを使って学んだ子どもたちは、6年生になると自分の考えをものの5分でさっと120文字にまとめ、堂々と発表できるようになるそうです。
また、タブレットもパソコンも不要な、アンプラグドなプログラミング教育については、「プログラミング教育の本質がわかった」と来場された先生方が深く納得されていました。
特に小学生の教育に関わる方はぜひご覧ください。
(来場者コメントの一部をご紹介します)
「10のつなぎ言葉を使って説明する力を養うこと、とても重要なことだと思いました。作文や数学の授業に使えるツールとして、面白く、興味深いものを紹介していただきました」(神奈川 公立中学校 教諭)
「市町村をあげて、ALへの取り組みをされていることに驚かされました。また、10のつなぎ言葉やプログラミング等、すぐにでも実践できる実例ありがとうございました。」(東京 公立中学校 教諭)
「プログラミング“で”学ぶ、が印象的でした。具体的な講話がとても参考になりました。」(茨城県 教育庁 指導主事)
森田 泰司氏(以下、森田) 次ですが、プログラミング教育ということで、古河市立大和田小学校では1人1台のタブレットで、プログラミングを学んでいます。2016年の議論のとりまとめにも挙がっていたように、学習指導要領ではプログラミング教育の取り組みについて書かれています。
小学校においては、プログラミングを体験しながら、論理的な思考力を身につけるための学習活動を計画的に実施することになりました。単純にプログラミングを覚えたり、技能を習得したりすることではなく、論理的な思考力を育むことを狙いとしています。
そして、身近な問題解決に主体的に取り組む態度や、コンピューターを上手に活用して、よりよい社会を築いていこうとする態度を育み、教科などで学ぶ知識や技能を確実に身につけさせることが目的です。ただし、教科の中で活用するので、教科の狙いから外れてはいけません。
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