概要
学生の「知りたい」「良くしたい」「できるようになりたい」というWantを刺激することで、主体性と発信力が発揮され、追試該当者が0人になった!
「学生たちの学びたい意欲を刺激する授業にしなければ、今のままの授業では国家試験合格は難しいのではないか。」
2年ほど前、学生たちの成績を見て、渡邉先生は授業改革の必要性を感じ、改革に向けた授業研究をスタートさせました。
一方的に黒板に向かって板書する授業を止め、授業の内容は事前にプリントで配布し、予習をしてきてもらうようにしました。授業では長々と説明はせずに、注意点と目標だけを簡潔に伝えてすぐに実習に入ります。また、以前はわかりにくい用語は授業の最後に時間をとって説明していましたが、それも、授業の前にプリントで渡すようにしました。
授業スタイルの大きな変化に、学生たちからは、
「そんなに予習してこないといけないなんて。」
「私たちに高いレベルを求めすぎです」
と反発を受けたこともかなりあったそうです。
しかし、今では、その学生たちも大部分が予習をしてくるようになりました。また、学生たちから出てくる質問の質も上がり、以前は毎年再試験になる学生が5人ほどいましたが、0人になりました。
・動きが止まってしまうペアやグループへのフォローはどうする?
・授業スタイルの変化についてこられず反発する学生への対応はどうしたの?
・授業以外で、学生との関わりにどんな変化があった?
などなど、インタビューで詳しくお伺いしています。
ぜひご覧ください。
【授業映像】
女子学生 もう少し上げた方が見えると思う。
渡邉 今、それ言おうと思ってた。
【先生インタビュー映像】
渡邉 私が学生の動きに気づいても、すぐに手を出さないよう気をつけています。学生にはあえてすぐに言わずに、学生が首をかしげたところを見たら、「なんかやりにくいの?」と声をかけるようにしていますね。
1回見た後に、すぐに気がついたことや改善したほうがいいと思うことをこちらが発するのではなく、「何かやりにくいんですけど」と私のほうをチラッと見てもらえたら、私の思う授業改革の形として成功だなと思います。
手を出したくなるのですが、そのあたりはだいぶ意識をして、すぐには言わないようにしています。
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