東京都立第一商業高等学校・澤田龍一先生インタビュー澤田龍一先生インタビュー [5分5秒]
高校:1年生、その他(商業)
単元:3分法の整理
学校名:東京都立第一商業高等学校
先生名:澤田龍一
授業の流れ:
授業の流れ:
10分:講義
30分:『学び合い』
(短縮時程のため40分授業)
授業を行う上での注意点や事前準備
○講義の時間はできるだけ短くする。
○適宜、適切な声かけをする。
この動画から学べること
○3分法の整理の導入の仕方
具体的な例を示したプリントを用意して、3分法の整理に興味がもてるようにした
○簿記での『学び合い』の実践例
毎回必ず学び合う時間を設けるようにしている
概要
資格取得のための「簿記」から、楽しんで好きになる「簿記」へ。
「一切笑顔はなく、ビシッとしてないとめちゃくちゃ怒ったり…」
「宿題をやってこないと授業に出させないという感じで…」
以前は、そんなスパルタ式の指導をしていた澤田先生。
自分は簿記を好きで教えている、けれども生徒たちはどんどん簿記を嫌いになっていく。
そんな状況に直面し、模索していた矢先に見つけたのが、
当時、都立国立高等学校で『学び合い』を実践されていた大野先生の授業です。
そこで目にした生徒たちの学びに向かう姿勢に感激し、
自身の授業にも取り入れられないかと、試行錯誤し実践していく中で、
今のスタイルを確立していきました。
商業高校において、資格取得が目的となる「簿記」の授業でも、
『学び合い』を実践することで、楽しんでもらいながら結果も出す。
そんな理想の形に近づきつつある中での取り組みをご紹介していきます。
「以前は、次の学年になった時、簿記を選択する生徒は少なかったのですが、
今は少しずつ増えてきたんです」
と笑顔で語り、手応えを掴みつつある澤田先生の実践をぜひご覧ください!
▼本授業に関連する各種プリントは、以下よりダウンロードしていただけます!▼
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Q.今のスタイルの授業になった背景は?
澤田 龍一先生(以下、澤田) 2,3年ぐらい前までは、一切笑顔もなく、ビシッとしていないとものすごく怒鳴ったり、宿題をやってこないと授業に出させないなど、いわゆるスパルタみたいな感じでやっていました。
実際、生徒に聞いても、「分かりやすいけれどしんどい」「少し授業が嫌だった」という意見も多く、自分自身、簿記が好きで教えているのに、生徒はどんどん簿記を嫌いになっていっているのではないかなと思うようになりました。
私の授業で、簿記を楽しんで学んでもらいたいし、その上で結果を出せればそっちのほうが良いので、2,3年ぐらい前から、他県へ視察しに行ったり、アクティブ・ラーニングの研修をよく見るようになりました。
また、国立高校にいらっしゃった大野先生の授業を見に行った時には、号令がかかる前から生徒がずっとス...
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