概要
アクティブ・ラーニングフォーラムの分科会、芝浦工業大学学長補佐井上雅裕氏による
「高大接続の観点からみるべき最先端の大学アクティブ・ラーニング事例」です。
井上 雅裕 氏 / 芝浦工業大学 学長補佐
80年早稲田大学大学院理工学研究科物理および応用物理学専攻博士前期(修士)課程修了。
80年三菱電機入社。研究所・研究開発センターなど勤務。
05年同社退職。この間90年米ミシガン大学人工知能研究所客員研究員。
05年芝浦工業大学システム工学部教授。
09年より現職。博士(工学)・技術士(情報工学)。
特許取得国内33件・海外4件。
著作
『プロジェクトマネジメント・ツールボックス』
『電気工学ハンドブック 第6版』
『ホームエレクトロニクス』
井上 雅裕氏(以下、井上) ここまでグローバル化や国際PBLの話をしましたが、それは全体の中のひとコマという位置付けです。体系的・組織的にアクティブ・ラーニングをする必要があるというのが1つ目です。それに関して少しお話をしたいと思いますが、座学から実践へということです。
パッシブな、聞くだけの授業というのはすぐ記憶が薄れてなくなってしまいます。実際に体を動かして手を動かして能動的な学習をすることによって力が付いてきます。これは孔子の話ですが『I hear, I forget. I see, I remember. I do, I understand.』というように実際にやってみることによって身に付きます。基本的にこれを念頭に置いて、プロジェクトベースドラーニングをメインにした学習のカリキュラムを組み立ててきています。
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