概要
講師:マネジメント・ブレイン・アソシエイツ 井上郁夫
従来の指導は、主にティーチングで行われてきました。
しかし、このスタイルだけでは効果の面で限界があります。
それは、個人の課題が、その人特有の価値観から生まれるものだからです。
この講座では、学校の活性化を目指し、相手の価値観を知り、それに沿って指導するコーチングの基本スキルを傾聴と質問を中心にお伝えします。
最後に、まとめとして、コーチングにおける面談、またはコミュニケーションの流れをお伝えしていきたいと思います。とかく、私たちが普段行う面談や相談を受ける場面では、事実を聞いて、そして「こうしたほうがいいよ」「ああしたほうがいいよ」という形でまとめるケースが多いと思います。
<生徒の信念・価値観やビジョンに触れる>
コーチングでは、新たな気付きを生んだり、モチベーションを高めていく必要があります。ですから、そのモチベーションが上がる部分に必ず触れることが重要です。どこかというと、生徒にとっての信念・価値観の部分、もしくはビジョンの部分です。ここに必ず触れるということを忘れないでほしいのです。
<コーチング的課題解決の流れ>
下図にありますが、まず過去を洗い出します。子どもたち自身が問題だと認識していること、または私たち教師のほうから生徒に対して、ここ問題じゃないか?と指摘し...
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