概要
講師:心理学者 國分康孝・久子
学校で「人間関係づくり」の具体策として広く取り入れられている「エンカウンター」。
正式には構成的グループエンカウンターグループといい、本音と本音のふれあいによる自己理解・他者理解を促進し、自らの生き方あり方を選び取っていく勇気を引き出すものである。
その本質を踏まえて,実践に生かすためのガイドを行います。
康孝氏 第2話は、「構成的グループエンカウンターの中心概念は、自己開示である」ということ。これをやっぱり伝えたい。どうしても伝えたい第2のことです。つまり、僕は先ほど、「エンカウンターは生き方を学ぶ」と言いましたけど、エンカウンターの不可欠の条件はお互いが自己を語り合うということになります。
<自己開示が不可欠な理由>
康孝氏 なぜ、その自己開示がそれほど、不可欠なほど大事なものなのか、という理屈が2つあります。
<自己を語ることによって本当の自分の感情や思考が明確にできる>
康孝氏 1つは、自己を語ることによって、本当の自分の感情や、本当の自分の考えがクリアになってくるからです。私は昔、妻もそうですけど、友田不二男という先生からカウンセリングを受けた時期があるのです。...
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