概要
講師:心理学者 國分康孝・久子
学校で「人間関係づくり」の具体策として広く取り入れられている「エンカウンター」。
正式には構成的グループエンカウンターグループといい、本音と本音のふれあいによる自己理解・他者理解を促進し、自らの生き方あり方を選び取っていく勇気を引き出すものである。
その本質を踏まえて,実践に生かすためのガイドを行います。
康孝氏 第3話は、構成的グループエンカウンターは、教育者にとって必要なのだということを言いたいと思います。
<構成的エンカウンターの必要性>
なぜ必要かという理屈なのですが、ご存じのように、釈迦に説法だと思いますが、教育というのは教科書で教える教育と、教科書無しの、偶然のチャンスの教育。これを英語では「Hidden Curriculum」隠されたカリキュラムと言います。
予期しないところで教師との対話があって、それが終生、自分を支える教育になる可能性も大変大きいのです。予期しない場面で教師が吐く言葉が、自己開示となり、それが教育にとって非常に大事となることを強調したいので、先ほど言った第3話は、そういう見出しにしたのです。
久子氏 それは、あれじゃない?教師がどのように振る舞うかとい...
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