概要
講師:Management Brain Associates 浅井正美
英語を教科として体系的に学ぶ中学生にとって、最も重視されるのは入口部分です。英語学習の初期段階で、言語要素を確実に定着させることを主眼と置いています。
本講座では、それらの要素と指導方法を授業現場でそのまま使える形でご紹介しています。
特に「音」の指導として有効なアルファベットの指導法、フォニックスルールの指導法、英語の音の指導法、英語構文の指導法を日本語のそれらとの違いを明確にしながら指導しています。
中学生が英語を学ぶ障害にもなる日本語との違いを明確にすることで、誰もが理解できる指導法です。
浅井 正美先生 多くの方は、フォニックスについてご存知だと思います。中学校の学習指導要領では、「フォニックスを指導しなさい」とはどこにも書いていません。ただし、いま発行されている教科書には、「アルファベットと綴りの関係」というイラストが必ず入っていまして、フォニックスの理論に基づいたページがあります。
ここでもまた日本語と英語との言語間の距離について触れていきたいと思います。
日本語は、ここに「あいうえお」と書いてあって、例えば「『あ』と『い』という文字を足したら、どう読むの?」と生徒さんに聞いてみたら、普通に「あい」と答えます。「では『あい』って何のこと?」と聞くと、藍色の「藍」と答える子もいれば、ラブの「愛」だよねと答える子もいると思いますが、何かしらの意味を認識します。
「では、『あ』と『お』を足したら?」と聞くと、もうみんな「あお」と答えます。「それはどうい...
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