概要
教えたがりだった教師が、なぜアクティブ・ラーニングに目覚めたのか。
解を与えない日本史授業のあり方とは?
「先生の授業、面白かった。でも、学んだものは、ない」
卒業生に言われた言葉。
面白い小話をしていても、生徒に学びは残らないと知った。
「先生の想い、生徒に伝わってないですよ」
授業のあり方を変えてしばらくして生徒に言われた。
独りよがりの授業をしていたと気づいた。
「先生の授業で、いろんなことを学べた。先生が導いてくれたって、今はわかる」
そして今、卒業生からこういわれるようになった。
アクティブ・ラーニングはやり方ではなく、あり方。
自分がいなくても、学び続ける生徒を育てたい。
教えたがりだった杉山比呂之先生が、失敗を繰り返しながらつかんだアクティブ・ラーニングを促す授業とは?
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【実際の授業映像】
杉山 比呂之先生(以下、杉山) 今日はですね、最初にちょっとプリントの裏側見てください。さあ、今日、Aのワークなんですが、今日、6分間にしました。6分間で1つだけ。女性解放運動のところだけまとめて欲しいです。
資料集、使います。資料集255ページを6分間でまとめてください。ちょっと今日、少し変則です。じゃあ、行きます。今日、6分間。じゃあ、個別でがっつりとお願いします。じゃあ、行きます。用意。
<ワーク(個人)6分>
【インタビュー映像】
杉山 今アクティブ・ラーニングっていう言葉をもし...
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