概要
小学1年生の『学び合い』ここまでできた!一人ひとりが今何をすべきか考え、一生懸命に取り組みます。周囲から『学び合い』への理解が得られない先生も、ぜひ見てください。
入学直後の4月から『学び合い』を実践している鈴木先生のクラス。
約1年後の3月7日に、授業の様子を取材させていただきました。
「みんなが小テストを解くことができる」を目標に、一人一人が今自分が何をすべきかを考え、一斉に学びに取り組みます。
子どもたちは、先生から「ああしなさい。こうしなさい」と指示をされなくても、自分たちでどうするべきか考える習慣ができている様子。
「声が大きい人が多いから、もっと小さい声でした方がいいんじゃない?」
「掛け算、まだ習ってないけどやっていいですか?」
「課題が終わった後でふらふらしちゃう人がいるから、プリントがあった方がいいな」
などなど、とても1年生とは思えない意見を出しながら、みんなで授業をより良いものにしようと協力し合います。
また、大学で『学び合い』を学んだ鈴木先生は、教員になって1年目、初任者研修で指導教員から、「初めからこんな授業(『学び合い』)じゃなくて、まずは一斉指導をきっちりできないとこういう授業はできないよ」と言われたこともあったそうです。
そこで、鈴木先生は周囲の先生の理解を得るために、学級便りを毎日出したり、子どもたちの会話を全部記録して指導教員に共有したり……多様な方法をとることによって、『学び合い』が実践できるようになってきたという過程があります。
そのあたりのエピソードもお伺いしましたので、周囲の先生の理解が得られない、というお悩みをお持ちの先生はぜひご覧ください。
【インタビュー映像】
<一年生始めての『学び合い』>
鈴木 智久先生(以下、鈴木) 1回目の『学び合い』はとても良かったです。授業の形式にもまだ何も染まっていないこともあり、うまくできました。学校というのは、先生が前に出て、その話を姿勢良くして聞くと思っていると、なかなか解きほぐすのに時間がかかると思います。
ただ、幼稚園や保育園から上がってきて、学校はどういうところなのかなという不安を抱えている中で、「授業はこういうものなんだよ」という『学び合い』を子どもたちにパッと示すと、生き生きしてやります。
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