概要
長年トップアスリートのトレーニングに携わってきたプロフィジカルコーチ田島孝彦氏による、八王子市立弐分方小学校1年生に体育の特別授業を取材しました。
人は2歳児くらいから運動神経系が発達し始め、小学生の間に発達のピークを迎えるそうです。この時期に、運動神経、基礎的運動スキルを養っておくことで、後々、スポーツで活躍できたり、思うように体が動かせたりする、いわゆる「運動神経のいい人」に成長していくことができるのです。
授業では、運動神経を伸ばす7つの要素が組み込まれている『コーディネーション』というトレーニングを行っていきます。
トレーニング、というと、退屈で難しそうな印象があるかもしれませんが、子どもたちは実に楽しそう!少し頭を使う複雑な動きなので、はじめは出来ない子もいるのですが、夢中になってコツをつかもうとやり続けます。そうして「できない」が「できる」に変わっていくとき、脳の中の運動の「回路」が作られていくのだそう。
・なかなかコツをつかめない児童がいる中で、どのタイミングで次のトレーニングに移るのが適切なのか?
・子どもたちを集中させるために気を付けることは何か?
・声のかけ方のポイントは?
など、通常の体育指導でも参考になる点が満載です。
特別講師:
株式会社T's-Condition代表 田島 孝彦氏
株式会社T's-Conditionチーフフィジカルコーチ 館崎 雅晴氏
<株式会社T's-conditionホームページ>
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【インタビュー映像】
<授業の反省点>
田島 「的確なアドバイスができていたのかな」という気持ちで、いつも自問自答しています。僕の中ではできていると思うのですが、それが子どもたちにどう映っているかというのがあります。「僕の言っていることが難しい言葉でなかったか?」「子どもたちの中にスッと入ってくれたか?」など。
今日は1年生だったので、1年生用に簡単な言葉で話しているつもりなのですが、ついつい言葉付けが難しくなってしまったりすることがあります。しかし、特に気をつけていることがあり、「ダメ」や「できない」などというキーワードは言わないようにしています。
そうすると「あ、ダメって言われた」「できないんだったら、じゃあやらねえや」と思われてしまうのが非常に嫌なので、「もう少し」とか「もうちょい」というような、子どもたちのモチベーションを上げ、...
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