高専:2~4年生、その他
単元:Co+work 自律・協働・創造
学校名:明石工業高等専門学校
先生名:梶村好宏
授業の流れ:
全30週(年間)
(1)1-3週:全体ガイダンスとアイスブレイク
(2)4-6週:アイディア出し、活動計画立案
(3)7-12週:活動
(4)13週:中間報告会
(5)14-15週:ふりかえり会、教員面談
(6)16週:後期開始、活動計画見直し
(7)17-27週:活動
(8)28週:最終報告会(ポスター発表)
(9)29-30週:ふりかえり会、教員面談
授業を行う上での注意点や事前準備
○3学年が混合することで、4年生はリーダーシップを発揮する立場を感じ、2年生はフォロアーとなり、4年生の姿を見て学ぶことができる。4年時に活躍の場を持てる。
○テーマの良し悪しよりも、活動のプロセスを重視し、コンピテンシーを伸ばすことに重きを置いている。
○学生にどのような能力を付けてほしいのか、明確なルーブリックを示し、それに基づいて評価を行う。
○全教員で行っており、丁寧な説明、準備、支援が必要。特にファシリテーション能力向上のFDは必須。
この動画から学べること
○どのようなPBL型授業がコンピテンシーを向上させるのか?
高専2,3,4年生、全4学科の学生をランダムな8名のチームに分け、自分たちでテーマを探し、1年をかけてプロジェクトを行う。
○学年学科横断型のPBL授業の全体の流れ
アイスブレイク、アイディア出し、活動計画立案、中間報告会、最終報告会という流れ。全教員が1つのチーム(全63チーム)を担当する。
概要
「自律」「協働」「創造」という3つの力を育む明石工業高等専門学校のPBL!3学年(2~4年生)・全学科から無作為に選ばれた8~9人チームで、1年間のプロジェクトを遂行します。
参加学生は、2~4年生までの全学科約500名。加えて62名の教員が総動員で行う、明石工業高等専門学校の取り組みをご紹介します。
平成28年より始まった「Co+work」という取り組みは、それぞれの学年、学科からランダムに選出された学生8~9名(+教員)構成の、全62チームで行うPBLです。
「自律」「協働」「創造」といった3つの力を養うため、テーマ決めから計画、実行、評価、発表まで含む、1年間をかけた取り組みになっています。
機械工学科、電気情報工学科、都市システム工学科、建築学科。
集められた学生は、それぞれの専門分野をどのように活かし、プロジェクトを遂行していくのでしょうか。
テーマ決めでは、「チームにとってチャレンジを含む活動であること」、「誰かを幸せにする活動であること」という2つの条件を含んだものであれば原則自由。
「それ本当にチャレンジになってるの?」、「誰が幸せになるの?」。そんな問いかけを担当教員に投げかけられながら、方向性を決め、計画を実行し、評価を行う最後の発表会では、それぞれのチームが特色を出したプレゼンを行います。
発表会の様子含め、ただのエンジニア教育ではない、これからの社会で本当に必要とされる、主体性や協調性、問題発見・解決力等を磨く高専の取り組みを、ぜひご覧ください!
Q.Co+workの概要について テキストの続きを読むにはプランのアップグレードが必要です。
梶村 好宏先生(以下、梶村) Co+workは、「自律」「協働」「創造」の能力を養うための授業です。最初に、機械工学科、電気情報工学科、都市システム工学科、建築学科、全4学科の2,3,4年生、全部で500名を無作為に8~9名のグループに分け、62チームを作ります。
その62チームに対し、明石高専の教員62名が、一人ひとりファシリテーターあるいはアドバイザーとして付き、1年をかけて1つのプロジェクトを行う授業になっています。
学生たちは、まず、問題発見をします。これは、自分たちのチャレンジを含み、誰かを幸せにするというテーマであれば、どのような問題でもかまいません。そして、その問題解決を行います。その計画から実行までの全てのプロセスを1年かけて行っています。
Q.Co+workの目的
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