概要
「今どきの学生は社会に興味がない、問題意識が低いとされています。
しかし私はそうではなく、興味関心は持っているけれど、
それがあまり外に出せていないだけではないかと思っています。」
そうお話しされる炭谷先生は、ご自身が行う「探究型学習」から、
3つのポイントに沿った授業設計と、具体的な取り組みを紹介されています。
3つのポイントには、
1)やりたい気持ち
2)生み出す、与える、貢献する
3)磨き続ける
をあげ、学生のやりたい気持ちを醸成すること。
価値を生み出し、人に与え・貢献すること。
そして貢献するために、自分を磨き続けることを体系的に授業に組み込み、
それぞれの取り組み例をあげていきます。
その中でも、やりたい気持ちを引き出すために実施する、
「イキイキ・サイクル・チャート」というワークは興味深い取り組みです!
例えば、自分のやりたいテーマを考える際、思いついたテーマが、
本当に自分のやりたいことか、確信を持てないことがあるかもしれません。
「やりたい!」と言いながらも、そのテーマに自信を持てないことが、
主体性を妨げる要因になってしまっている。
そんな時に、ただ学生にやりたいことを考えさせるのではなく、
このワークを通じて、学生自身の「過去」を振り返らせるという“一工夫”を取り入れるのです。
「過去」を振り返らせることが、主体性にどのような影響を与えるのか。
実は、この“一工夫”が、やりたいことに悩む学生を後押しし、
自身を納得させる「カギ」になるのです!
具体的な効果や方法についての詳細は、特に本作後半でインプットしていただけます。
子どもたちの「やりたい!」を確信に変え、自信を持って取り組んでもらうための“一工夫”を
ぜひ、みなさんの授業へ活かしてみてください!
▼動画内で使われているスライド資料は、以下よりダウンロードしていただけます!▼
※ダウンロードはプレミアム・ダイヤモンド会員の方のみ可能です
炭谷 実際に学生が取り組んだテーマ例をご紹介したいと思います。まず、国内の学生ですが、例えば、家庭で節電を支援するシステムやリハビリを支援する旅行システム、エコドライブの支援システム、忘れ物を見つける仕組み、あるいは、農業の品質管理で、ドローンを使うシステムなどがありました。
留学生の場合は、少し課題が違ってきます。例えば、渋滞を交通ICカードの導入で解消したい、大気汚染を解決したい、洪水を予防して被害を防ぎたい、遠隔医療のシステムを構築したい、腐敗を防止したい、e-Learningで教育の遠隔教育を実施したい、などがあります。
こういった課題について、自分で技術やシステムを作ったら解決できるのではないかと考え、検証していきます。
では、探究チャートの具体例もご紹介したいと思います。ある学生が取り組んだ課題で、リハビリが退屈で継続が難しいという課題に取り組みました。...
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