概要
進学校でない学校で、アクティブ・ラーニングはどうやるの!?今回はその実践例の1つとして、「シークエンス(モジュール学習)」という手法の実演と、重要な3つのキーワードについてお伝えします!
「あの学校はウチより偏差値が高いから…」
「就職希望の生徒に、主体的に勉強させるなんて…」
「そういう環境が整っているから出来ること…」
そんな想い・悩みを抱えていられる先生方に、ぜひご覧いただきたいのが、茨城県立結城第一高等学校・棚谷克彦先生の実践報告です。
棚谷先生が、日々、アクティブ・ラーニングを実践されている結城第一高校は、進学希望の生徒よりも就職する生徒たちの方が多い学校です。
また、偏差値的にも高い部類にはなく、“一部”からはアクティブ・ラーニングを実施するのが難しいと言われる環境にあります。
しかし、実際の授業では、生徒たちがイキイキと課題に取り組み、主体性を発揮しながら学びを深める様子が、至る所で見受けられるのです!
参考:『"勉強嫌い"からステップアップ ~就職する生徒が多い高校でのアクティブ・ラーニング~』
https://find-activelearning.com/set/862/con/854
こうした授業の実践には、どのようなポイントがあるのか。今回は、あの『真相報道バンキシャ!』も取材に入った、第7回アクティブ・ラーニングフォーラムでの実践報告を、余すところなく公開いたします!
具体的な授業設計から、すぐに使える小ネタ・テクニックまで。存分にインプットしてご活用ください!
棚谷 そして、私がその「シークエンス」で注意しなくてはいけないと思うことが7つあります。これを「GRABBSS(グラブス)」と言い、授業中に私が必ずそのグループを見て注意するところです。
まず1つ目の「G」というのは「Goal」です。今日の授業の目標を必ず私が設定します。
よく先生は、「はい、時間が来たから、今日はここまでね」と言って終わってしまう人がいますが、これは駄目です。生徒は「なんだ。ここで終わっちゃうのか」と思って、次に繋がらないです。ですから、「必ずここまで」という目標を決めてやります。
それから「Readin...
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