中谷　彰宏氏　僕は今、ふるさとの「堺・教師ゆめ塾」という先生を育てる学校を教育庁と一緒にやっています。今年10年目になるのですが、塾頭をやっており、毎年200名近くの先生をつくり出している学校をやっています。

そして、先生たちとも話をしているのですが、先生たちが一番困っているのは、志高く持って入った実際の現場は、学園ドラマとはかなり違う世界であり、そこでめげてしまい悩んでしまっているということです。

それから、やりたい志はたくさんあり、いろいろとやってみたいこともあるのだけど、実際に現場においては、日々の仕事があまりにも忙しく、忙殺されてどうしていいか分からない現実があります。この苦しみの中でいる先生たちを応援するということです。

なぜ僕が先生たちの学校をやっているかというと、未来をつくるのは子どもたちですが、その子どもをつくるのは先生だからです。今、世界の教育大国...