概要
あの「面接の達人」の著者中谷彰宏氏が語る、吉田松陰とアクティブ・ラーニングの関係とは!?
故郷の大阪府堺市で教育庁が運営する教師養成塾「堺・教師ゆめ塾」の塾頭を務めて10年。
毎年約200名の教員を育成してきた中谷彰宏氏が、教育を志す全ての人に向けて語ります。
中谷 彰宏氏 子どもたちに何をさせるかというと、まず失敗をさせることです。これは学校の教育が、「いかに成功させるか」ばかりをやり過ぎるということですが、とにかく子どもたちに失敗をたくさんさせることです。間違った教育は、子どもたちにうまくいく方法をさせて、できるだけ失敗させないようにしていくということです。
しかし、子どもたちの生きる力、脳の構造ですが、脳の構造というのは失敗を多く繰り返すことによって、「あ、これだとうまくいかない、じゃあどうしたらいいの」という工夫をする気持ちが湧いてきます。ところが、成功したときにはどうしたら失敗するか分からないのです。
例えば、トースターでトーストを焼きます。このときに、焼く時間を「2分30秒だよ」と教えたときには、子どもたちは2分30秒で焼くことを覚えます。
しかし、トースターの2分30秒というのは、前の人が使った後と朝一番での...
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