概要
講師:Management Brain Associates 井上郁夫
従来の教育は、アメとムチと言われる賞罰によって、生徒をより良き行動に導こうと取り組んできました。
しかし、賞罰のみの指導では、必ずしも生徒のやる気を高めたり、よりよき行動に導いたりすることができず、悩んでいる先生方も多いのではないでしょうか。
この講座では、解決策の一つとして、アドラー心理学の「勇気づけ」をご提案します。
井上 郁夫先生 まず、勇気づけをするときに非常に大切なことは、生徒とうまくコミュニケーションが取れるような状態にならなければいけないということです。そこで重要なのが、「受容と共感」です。
これらは先生方もおそらくお聞きになったことがあると思いますが、一言で表すのは非常に難しい概念です。まず、「受容」というのは、「あるがままの生徒の姿を一旦は受け容れる」という姿勢です。もちろん、それが受け容れ難いものであれば、後で先生方が生徒にアドバイスをしたり、注意をしたりするのは全然問題ありません。
コミュニケーションにおいては、まず、生徒の話を最後まで聞くことが大切です。その段階で批判や評価をするのではなくて、君はそう思ってるんだね、と受け入れていくことが、この受容の部分だと思っていただければいいと思います。
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