概要
教えたがりだった教師が、なぜアクティブ・ラーニングに目覚めたのか。
解を与えない日本史授業のあり方とは?
「先生の授業、面白かった。でも、学んだものは、ない」
卒業生に言われた言葉。
面白い小話をしていても、生徒に学びは残らないと知った。
「先生の想い、生徒に伝わってないですよ」
授業のあり方を変えてしばらくして生徒に言われた。
独りよがりの授業をしていたと気づいた。
「先生の授業で、いろんなことを学べた。先生が導いてくれたって、今はわかる」
そして今、卒業生からこういわれるようになった。
アクティブ・ラーニングはやり方ではなく、あり方。
自分がいなくても、学び続ける生徒を育てたい。
教えたがりだった杉山比呂之先生が、失敗を繰り返しながらつかんだアクティブ・ラーニングを促す授業とは?
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【インタビュー映像】
<授業の軸>
杉山 比呂之先生(以下、杉山) 日本史という点で言えば、E・H・カーの「過去との対話」じゃないですけども、過去から現在、そして未来に繋げるというところを軸には僕は授業をやってるかなと思います。
やっぱり過去の失敗。一つ大きく言うと失敗。覚えるインプットではなくて、失敗からどういうふうに今に繋げて、失敗から、彼らが成功と思うものをやっていって、また繰り返していってもらうということを考えてますね。
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