概要
教えたがりだった教師が、なぜアクティブ・ラーニングに目覚めたのか。
解を与えない日本史授業のあり方とは?
「先生の授業、面白かった。でも、学んだものは、ない」
卒業生に言われた言葉。
面白い小話をしていても、生徒に学びは残らないと知った。
「先生の想い、生徒に伝わってないですよ」
授業のあり方を変えてしばらくして生徒に言われた。
独りよがりの授業をしていたと気づいた。
「先生の授業で、いろんなことを学べた。先生が導いてくれたって、今はわかる」
そして今、卒業生からこういわれるようになった。
アクティブ・ラーニングはやり方ではなく、あり方。
自分がいなくても、学び続ける生徒を育てたい。
教えたがりだった杉山比呂之先生が、失敗を繰り返しながらつかんだアクティブ・ラーニングを促す授業とは?
【実際の授業映像】
杉山 比呂之先生(以下、杉山) というわけで、今日もいつも通り8分間、個人でお願いします。さあ、8分間とにかく、どんどん、どんどん入れ込んで、人によって任せます。前半部分入れる。後半部分入れる。ざっと入れる。お任せしますので、8分間やってください。では行きます。用意。
<ワーク(個人)8分間>
【インタビュー映像】
<意識していること>
杉山 僕は本当に関わりたがりだし、教えたがりです。本質は。例えば、今日のこういう授業だったら、机間指導の時に、話したがりの先生であれば、ちょこっとエッセンスを話して、実はここの裏話なんだけどって言いながら盛り上がっても、僕は良いと思うんです。
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