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授業見学千々岩宏幸先生インタビュー [6分52秒]

小学校1年生へのプログラミング教育の実施や、タブレット端末を使った武雄市独自の反転授業「スマイル学習」、民間学習塾「花まる学習会」と連携する官民一体教育の実施など、次々と独自の教育を実施し全国の教育関係者から注目されている佐賀県武雄市。

今回は、道徳の時間に取り入れられている「ピースフルスクールプログラム」を取材させていただきました。

※ピースフルスクールプログラムは、オランダで開発された教育プログラム。オランダ国内ではすでに800校以上の学校で導入されています。多様な社会の中で、対立をさけるのではなく、対立を解決する方法とスキルを体系的に学ぶことで、社会の一員としての責任を自覚していくプログラムです。
 
詳細はこちらをご覧ください。
ピースフルスクールプログラム公式サイト
http://peacefulschool.kumahira.org/

Q.学びの意味・醍醐味・面白さ

千々岩 宏幸先生(以下、千々岩) 子供たちは今、コミュニケーション能力が低下していると言われているのですが、やはり友だち同士での関わり方でうまく関われなかったり、うまく自分を表現できない子たちはいますので、そういう身近な題材を通して、子供たちが関わり方を学ぶという意味で、すごく良い授業ではないかなと思います。

授業の中では、自分自身の身近な出来事として、自分の赤ちゃんのことを提示したのですが、そういった本当に身近なことから子供たちが考えを自分で見つけたり、友だちの意見を聞いて、こういうことも出来るということに気づけたりするのが面白さではないかなと思っています。

Q.今日の授業で最も学生に学び取って欲しかったこと

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千々岩 人それぞれの感情や感じ方が、人によって違います。自分にとっては些細なことでも、ある人にとっては、すごく重く受け止めたり、強く感じたりすることがあるので、まずそこを子供たちに気づいて欲しいなぁという思いがありました。

その上で、相手の気持ちに寄り添ったり、共感することに改めて気づくことで、身近な生活に活かしてほしいという思いで行いました。

Q.子供たちを学びに惹きつけるために特に創意工夫していること

千々岩 今日の劇では、まず自分が劇に入り込んで、子供たちがイメージしやすいような導入にすることを意識しました。

また、まとめの部分では、導入を惹きつけてじっくり考えさせてみたり、実際に子供たちに演技をさせたりするなど役割を担わせ表現することで、子供たちの気持ちが乗ってこれるよう意識しています。

Q.今日の授業に至るまでに試行錯誤したこと

千々岩 今日のスタイルでも、子供たちが自分たちでグループの考えをまとめて作るということをやらせているのですが、これは今日のピースフルスクールプログラムだけではなく、他の授業でも取り入れたり、形式を少し変えたりしながら同じ様な取り組みを行っています。自分たちで話し合いを深めていって考えを作り出すということは日常の授業の中から行っています。

Q.より良い授業のために普段から努力していること

千々岩 普段の授業のなかで、子供たちが興味を引くだろうなと思うものは、よく写真に収めたり、カメラで撮ったり、動画で撮ったりして提示したり、もちろん周りのニュースやテレビやインターネットからの情報もよく見るようにしています。

Q.AL型授業をするにあたり欠かすことのできない準備

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千々岩 最近よく行っているのは、子供たちに予習をさせています。子供たちが少しでも知識を持って話し合いに臨めるようにするためです。

Q.子供たちの学びの姿のうち最も意味のある変化

千々岩 一言で言うと授業への意欲ですね。今まではちょっと高学年になると、内容が難しくなったりするため、1時間ずっと黙って聞いて過ごすという子も出てしまうのですが、AL型授業では、自分たちでまとめることを通して、子供たちが意欲的に他の子に働きかけたり、友だち同士の関係も良くなっているかなと思います。

Q.AL型授業を通じて子供たちに教えられたこと

千々岩 子供の考えの中に教科書以外の回答が出た時とかですね。または、子供たち同士で考えを比較して考察している姿を見ると、こっちから一方的に教えることだけでは得られないものがあるなと。そういうところが驚いています。

Q.教科書の内容をこなすので精一杯という意見について

千々岩 AL型の授業のほうが、教科書をこなすので精一杯だと自分も思っていたのですが、1時間で教える教科書の内容を、子供たち自身がもっと2ページも3ページも先まで見通して学習をしてくれるので、1時間1時間教科書をこなすだけよりも、AL型授業を取り入れたほうが、子供たちは自然と色んなことを学んでいってくれると思っています。

Q.一部の児童・生徒が主導権を握りその他の児童の学びが深まらないという意見について

千々岩 何も書かない子がいないようにルールを決めたり、その都度指導はしています。発表の時も必ず一言ずつしゃべるとか、そういう工夫をしていくことで、やらないといけないという意識も根付いてきたとも思いますので、そういう工夫をしていけば、大丈夫かなと思います。

Q.AL型授業で入試に対応できるのかという意見について

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千々岩 入試の問題をこなすというよりも、考え方を深めたり、子供たちが思考をして問題を解決するという部分を鍛え、育てていますので、そういう力が育まれれば、入試にも対応できたり、また社会に出てから必要になる力も、身についていくのではないかなと思います。

Q.もっとこんな挑戦をしていきたいという野望

千々岩 子供たちも、自分たちでまとめて発表するというところで、まだ不十分なところもあるので、そういった点をもっと分かりやすくまとめたり、プレゼンする力を高めていって、伝え合う、聞き合うという力をさらに高められる授業をしていきたいなと思っています。

Q.全国の先生方へメッセージ

千々岩 自分も失敗ばっかりですが、失敗を恐れずにチャレンジすることが大事かなと思うので、色んなことに挑戦していきたいと自分自身も思っています。...

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