リヒテルズ　直子氏　それでは今度は、最初にお話ししたビジョン「子どもたちが自分を知る、他の人のことを知る、世界を知る」という学びをするためには、イエナプランでは、いったいどんな授業をやったらいいのかということについてお話ししたいと思います。

そこで最初に、とても大事なことで少し驚かれるかもしれませんが、イエナプランでは、この4つの活動を基本に展開していきます。

4つの活動の1つは「対話」。2番目が「仕事」。3番目が「遊び」。そして4番目が「催し」です。対話というのは、いつも輪になって行います。それから2人ずつ、あるいは5人ぐらいの小さなグループになってやるのですが、どんな場合にも、みんなが対面関係になって話をすることを大切にしています。



先生も外から見るというよりも、その輪の中に入って、輪の一員として会話に加わります。日本の学校の中...