小学校:4年生、算数・数学
単元:垂直・平行といろいろな四角形
学校名:茨城県古河市立大和田小学校
先生名:山中健佑
授業の流れ:5分:めあての確認
15分:自力解決
10分:協働的な学習(グループ)
10分:全体・まとめ
5分:振り返り
授業を行う上での注意点や事前準備
○学習内容をより深く理解することができたり、学習内容をより効率的に学習することができたりするなど、教科の目標を達成するためにプログラミング教育を取り入れる。(決して、プログラミングするための授業にならないようにする)
この動画から学べること
○算数授業のプログラミング教育の実践
コンピュータを用いてプログラミングする体験を通して、授業で学習する内容を深く理解する。
○プログラミング的思考を意識した授業の流れ
計画→実行→デバックといったプログラミング的思考を授業の流れに組み込む。
概要
プログラミングソフトを使って図形の性質や特徴を学ぶ、算数の授業です。
全国に先駆けて小学校でのプログラミング教育を実践し、教育関係者の注目を集めている、茨城県古河市。
先日公開しました大和田小学校2年生、6年生の授業見学動画に続いて、4年生の授業も公開スタート!
Pyonkee(ピョンキー)というプログラミングソフトを使って、図形を一筆書きすることを通じて、図形の性質、特徴をつかみます。
「あれ?上手くいかない」
「何が違うんだろう?」
「『回す』じゃなくて、『○度に傾ける』の方がいいのかな?」
子どもたち同士対話をしながら試行錯誤し、作図を進めていきます。
そして授業の最後には、プログラミングを通して掴むことができた図形の特徴を発表!
図形の性質や特徴を学び取りながら、対話する力、論理的思考力を育む授業です。
Q.プログラミングを取り入れて算数の授業を行う意義は?
山中 健佑先生(以下、山中) プログラミング教育と算数は、とても相性が良いと思います。
例えば、算数の場合、図形を描く時、コンパスを使うと「大体このようにしたら何センチ、角度は120度ぐらいでいいのではないか、大体このぐらいだろう」という測りとりがあります。しかし、コンピューターを通すと、それが正確ではないと、意図した図形にはなりません。
意図した図形を描くために、一つひとつの命令を組み合わせていく、つまり、これをしたら、次はこうしてということは、論理的な繋がりです。その論理的な考え方が算数には必要だと思い、また、相性が良いので取り入れています。
Q.算数の中でプログラミング導入に適した具体的な学習内容は?
山中 4年生の図形にとても相性が良いと思います。4年生では、最初に角度の勉強をします。2学期になると垂直...
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