大学:1~4年生、教科(なし)
単元:映像制作実習
学校名:徳山大学
先生名:菅原浩志
授業の流れ:
集中講義の初日
9:20~ 講義
10:20~ 撮影(適宜休憩)
15:20~ 講義(進捗報告、予定確認)
以後、編集作業
授業を行う上での注意点や事前準備
○集中講義期間に作品を完成できるように事前授業を行う。また、脚本の事前提出、前撮りなどの事前準備を進めさせておく。
○撮影上のポイント、道具の扱い方、知財の取扱い方など、その都度教員がフォローする。
この動画から学べること
○循環型人材育成
履修済みの学生が履修生に映画製作の進め方や注意点などを現場で直接伝え、教える事で学びが深まる。
○チームでのもの作り
学生達が自ら考え、行動し、壁に突き当たっても自ら解決するよう学生達の自主性を重んじている。実践が最大の勉強に徹している。
概要
映像制作を通じて、社会で戦う力をつける!チームの仲間との協働、そして、先輩から後輩への指導の中で育つ「循環型人材教育」とは!?他者への教え・コミュニケーションが、さらなる学びを深める鍵!
「人に教えることで、自身の学びを深める体験を得てほしい」
徳山大学・岡野学長が、学生時代の経験を元に目指しているのが「循環型人材教育」です。
自分が学んだことを、それをまだ学んでいない人に教えることで、自身の学びを深める。そして、教わった人はその学びを受けて、さらに次(下級生)の学年に伝えていく。
高次のアクティブ・ラーニングでもある、他者への教えを循環させるカリキュラムを慮る中、それが意図せず形になっていた授業を目の当たりにします。
それが、菅原浩志監督を講師とする「映像制作実習」です。
入ったばかりの1年生が、右も左も分からずに先輩に教えられるがままカメラを回し、芝居をする。そして、その1年生が上級生になった時、自然と後輩に自分が経験したことを伝えている様子は、まさに岡野学長が目指す教育でした。
映像制作という一つの作品作りに向かう過程で、学生同士が教え・学び合いながら、一つひとつの問題を乗り越えていく。
他者との協働・コミュニケーションを図る中で直面する葛藤や苦しみを味わいつつも、確かな成長を見せ、後輩たちに繋ぐ学生たちの姿を、「循環型人材教育」の一つの成果としてぜひご覧ください!
Active Learning Online (ALO) について
Active Learning Onlineは、文部科学省の大学教育再生加速プログラムテーマI「アクティブ・ラーニング」に採択された全国の9つの大学が、連携して情報や成果の発信を行うポータルサイトです。
Q.授業を通して学生に身につけてほしい能力とは?
菅原 浩志先生(以下、菅原) 学生たちには、「この学校というのは温室である。君たちは学生という立場であって、このキャンパスという学校、大学に守られているけど、社会に出ると、社会はジャングルだよ。だから、今この温室にいる間に、社会に出ても戦っていけるだけの鎧と武器をしっかり準備した上で社会に出ていってもらいたい」という話をしています。
どうすれば自分たちの鎧や武器が用意できるかというのは、やはりたくさん、こうした映画制作実習などで、失敗をしてもらいたいのです。失敗をすることにより、学ぶことがたくさんあるので、それをこの学生時代に経験してもらいたいと考えています。その一環として、この映画制作実習があります。
社会に出てから失敗すると、それこそ非常に厳しい状況に追い込まれるのですが、学生の間に失敗しても、それは修復可能なも...
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