大学:4年生、保健福祉学部
単元:チーム医療福祉演習
学校名:県立広島大学
先生名:吉川ひろみ
授業の流れ:
授業の流れ:
午前中:紙面上で事例の確認
午後:デモンストレーション
午後:デモンストレーション
この動画から学べること
○すでに学んだ知識や技術のアウトプット
学生がもっている知識を使って,他者に説明する機会を設ける
○将来の具体イメージ
卒業後の保健福祉の現場におけるチームアプローチを、学生が具体的にイメージできるようにする
○背景の異なる相手とのコミュニケーション
背景が異なる相手には、専門用語など通じない言葉があることを知り、相手にわかるようにコミュニケーションをとる努力をさせる
概要
それぞれの専門性を活かしながら、チームで提供すべきサービスを計画していくチーム医療福祉演習!学生同士が互いを認め、高め合うためのきっかけをつくる教員側のファシリテート&声掛けについて解説します!
アメリカの大学院の授業を参考にスタートした、県立広島大学の総合演習。
現在は、看護学科,理学療法学科,作業療法学科,コミュニケーション障害学科,人間福祉学科(計5学科)の4年生全員が参加し、「チーム医療福祉演習」という形で「連携」について学んでいます。
背景の異なる学生たちが、小グループでディスカッションを行い、互いの分野への理解を深めながら、患者へのサービスをチームで計画していきます。
学生は、「説明」や「デモンストレーション」を通して、学んできたことをアウトプット。教員側は、学生たちがアウトプットしやすい環境づくりや、よりコミュニケーションを促すファシリテートなどを意識して行っています。
PBL、協働学習などで欠かせない、教員の関わり方についてヒントの得られる演習授業をお届けします。
Active Learning Online (ALO) について
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Q.チーム医療福祉演習が始まった経緯 テキストの続きを読むにはプランのアップグレードが必要です。
吉川 ひろみ先生(以下、吉川) この三原キャンパスに最初にできたのが、広島県立保健福祉短期大学という短大で、看護学科と理学療法学科と作業療法学科と言語聴覚障害学科と放射線学科という5学科がありました。その時に、総合演習という形で5学科の学生たちが一緒に小グループでディスカッションするような科目もできました。
その時は、私がたまたまアメリカに留学して帰ってきてから数年経ったぐらいの頃で、その時アメリカの大学院で私の受けた授業がInterdisciplinary Teamという授業で、異なる専門の人たちが集まって、何かプロジェクトをやったり、事例検討したりする授業でした。
そのアイディアを持ち込んだというか、そのアイディアを言ったら、周りの先生たちも「それをやろう」ということになって始まったという経緯があります。
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