概要
講師:Management Brain Associates 浅井正美
高校英語は中学英語を基盤として成立しますが、この2つには大きな違いがあります。
中学英語では日常に用いられる英語表現を学ぶことと、言語の基礎となる要素(音、文字、文型)を学ぶことが主眼となりますが、高校英語はその力の上に、読解や記述・筆記力をつけていくことが主眼となります。
言い換えれば、読解力と言語による発表力をつけることが高校英語の学習目的です。
この講座では、上記の目的を達成するための指導法として、多読・多聴によるインプットの指導方法と、スピーチなどを用いたアウトプットの指導方法を現場で即座に利用できるように構成しています。
浅井 正美先生(以下、浅井) 高校英語を指導する場合に、いくつか大きなポイントがあります。先生の皆さんは、もうお分かりだと思いますが、高校生ともなると、中学から3年間、英語を学習してきたのですから、既に生徒間に力の差がついています。
特に英語というのは不思議な科目で、某研究所の調査によりますと、中学1年生でも、だいたい10月(2学期)頃から嫌いになる生徒が6割から8割に達すると言われています。
ですから、例えば学校の成績で、5段階の5や4を取っている、英語の好きな生徒はどんどん伸びていくでしょうし、そうでない生徒は四苦八苦しながら受験を乗り越えてきています。
高校に行きますと、それらの生徒は混在するわけではありませんが、ある層で分かれて行きます。クラスによって、または学校によっても生徒の実力(いわゆる素地)が異なっているという部分を...
テキストの続きを読むにはプランのアップグレードが必要です。
さらに表示する