概要
講師:Management Brain Associates 浅井正美
高校英語は中学英語を基盤として成立しますが、この2つには大きな違いがあります。
中学英語では日常に用いられる英語表現を学ぶことと、言語の基礎となる要素(音、文字、文型)を学ぶことが主眼となりますが、高校英語はその力の上に、読解や記述・筆記力をつけていくことが主眼となります。
言い換えれば、読解力と言語による発表力をつけることが高校英語の学習目的です。
この講座では、上記の目的を達成するための指導法として、多読・多聴によるインプットの指導方法と、スピーチなどを用いたアウトプットの指導方法を現場で即座に利用できるように構成しています。
浅井 正美先生 さて、高校生の英語の力をさらに伸ばしていくことを、「話す」をベースにして考えていきます。これまで、受動態を文法解説の1つの例として使ってきました。
受動態であれば、まず受動態の構文を学習します。そして使われ方という場面も学んで来ました。話すこともなんとかなってきた、質問されてもいろいろ答えられるようになってきた、文法構文も単語も身に付けられた、そして聞く力が出来て、話す力も出来てきたとなると、語学の4技能ですから、今度は「読む力」ですね。
「聞く」と「話す」は裏表になっていますよね。「聞く」が受動的な行動であって、「話す」が能動的な行動です。そうすると、今度は発展として文字が入ってきて、「読む」と「書く」ということになります。「読む」のがまず受動的な行動です。「書く」のが能動的な行動になります。
書くというのは、物事を書き取ったり、書き写したりという...
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